店主たみこの観光案内日記

さぶろうべい 親とり白菜鍋 素材の味が素朴に生きるそのまんまの味

2024年12月14日

さぶろうべい 親とり白菜鍋

 

ボーーーっとしてんのが好きです。
なんもせんとただボーーーっとするのです。
ウトウトしながら寝たり起きたり、ダラダラだらだらひたすらボーーーっとしてるのが幸せ♪

 

でも、おかげで時間がねー!!

 

ボーーーっとしてるヒマあんならやる事いっぱいあるんですよ。
アレもやんなきゃ、コレもやんなきゃ。
そんなアレやコレやがボーーーっとしてる事で全然消化できない。
これじゃいけない!

 

でも。

 

ボーーーーっとしてんのが幸せ♪



ナマケ者は死んでも直らんわと開き直りながら、さぶろうべいへ。
オーダーは看板メニューの“親とり白菜鍋”。
定食付けて、食べたおします。

 

親とり白菜鍋の鶏肉と白菜

 

親とり白菜鍋。
タレにべちゃっと浸してパクリ。

 

白菜はザクザク。
リズミカルな破砕感が軽快で、澄んだつゆがびゃっと噴き出す。
ほんのり辛く、ほんのり甘く、みずみずしい味わいとフレッシュ感が鮮烈。

 

鶏肉は食感カスカス、味わいパサパサ。
うま味やジューシー感はなく、ただひたすら乾いた感じ。

 

親とり白菜鍋とごはん

 

今度はごはんと一緒に。

 

ごはんは真っ白ふわふわ。
柔らか~な舌触りが心地いい。

 

ここにザクザク白菜&パサパサ鶏肉。
肉はちょっとアレだけど白菜との相性は良く、ごはんの甘みがすわっと伸びる。
そして何と言っても浸けダレ。
ほのかな酸味の中に醤油のうま味がグッと沈み、ごはん+白菜の爽やかな味わいを華やかに彩る。
後味に生卵のクリーミーな風味がふわ~ん。

 

さぶろうべいの味噌汁

 

さぶろうべいの味噌汁。

 

出汁濃厚!
ふくよかな滋味がぐん!ぐん!ぐん!と尻上がりに厚みを増す。
味噌の濃度は中庸。
大豆の甘みがゆったりと膨らむ。
具は少量のワカメと麩。
ワカメの磯香と麩からしみ出す甘い汁が贅沢。



完食。



さぶろうべいの“親とり白菜鍋”。

 

タレが美味いわ。
鮮度満点のバリバリ白菜にメチャメチャ合うし、ごはんとも好相性。
ヘルシー&テイスティのスマートな美味しさでした。

 

ごちそうさま。





 

[参考]
・親とり白菜鍋:780円
・定食(ごはん+さぶろうべいの味噌汁):330円
・ごはん大:50円

 


 

 

とり白菜 さぶろうべい 高松本店

住所:石川県かほく市高松丁42

TEL:076-281-0529

ホームページ:さぶろうべい公式サイト

 

 

 


城が平横穴古墳 古代の墓地跡にちょっと戦慄

2024年12月07日

城が平横穴古墳の案内板

 

斜面に連続する穴、穴、穴。
なんかちょ~~っとヤバイ感じ。
城が平横穴古墳はそんな雰囲気の古代墓群です。

 

場所は山。
結構な傾斜を登った先にあります。
ほぼ登山と思ってください。

 

険しい坂道

 

見よ!このヤバさ。
これは上から見下ろした景色ですが、こんな急傾斜をザクザク登った先にあります。
マジでキツイっス。

 

とは言え果てしなく続く訳じゃありません。
時間的には車を降りてから現場まで20分くらいですかね?
ちょっとキツめの登り坂運動くらいな感じに思っておいて下さい。

 

城が平横穴古墳の横穴墓

 

ゼイゼイ息切らしながら登って行くと、唐突に現れる三連続の穴。
到着です。

 

結構ね、異様ですよ、現場の雰囲気。
そもそも墓地なんでね、ちょっと不気味なのも当然と言えば当然。
ただそれを頭に置いてても、なんとなーく異様。

 

斜面上の横穴墓

 

確認されている横穴墓は全部で52基。
築造は6世紀後半から始まり、8世紀初めまで続いたんだとか。

 

掘ったんですな~、えっさえっさと。
今と違って金属器なんてない時代だしね、こんだけの穴を掘るのはそりゃー大変だったはず。
そこにあったのは権力者への畏敬か?それとも宗教的敬意か?
文字記録が残ってない現在、もはやそれを知る術はありません。

 

きれいに成形された横穴墓

 

どう思います、この造形?
めっちゃめちゃエッジ立ってるじゃないですか。
これを石器で作ったんですよ。
コツコツと掘って、削って、土を掻き出して。
それをひたすら繰り返して。
きっと途方もない重労働だったはず。

 

うーん・・・万事面倒臭がり屋のわたしには絶対無理だ・・。

 

城が平横穴古墳の土質

 

土質はこんな感じ。
泥岩と砂岩の中間くらいですかね?
まだ硬く締まっておらず、岩石になりきっていない若い状態。
爪で引っ掻いてボロボロ崩れるくらいの柔らかさです。

 

これなら石でも掘れますわな。
と言っても、「掘る」というより「削る」みたいな作業だったろうけど。
1日や2日じゃ絶対無理。
ひとつの穴を掘り上げるのに、どのくらい時間がかかったんですかね?

 

古墳の内部

 

内部はきれ~にくり抜かれています。
唖然とするほどの滑らかさ。
これもコツコツ削り磨いたんでしょうね。

 

ここまで来るともう職人ですな、墓穴職人。
完全にプロフェッショナルのレベル。
NHKの某番組に呼ばれそうだわ(笑)。

 

埋没している横穴墓

 

中には埋没している横穴墓もあります。
と言うか、これが本来の姿。
露出しているものは、全て近年掘り返したものです。

 

ぶっちゃけね、埋めといた方がいいんですよ、こんなのは。
ヘタに掘り返して雨風にさらすと崩れるからね。
「遺跡保存」という観点からは、土に埋めておいた方が絶対に安全。
でもそうしちゃったらこうやって見学できんし。
うーーーん難しい問題だ・・・(悩)。

 

城が平横穴古墳の終点

 

こちらは横穴墓群の終点。
この先にも横穴墓は続いているっぽい雰囲気ですが、ご覧の通りの足場なので見学は無理。
行って行けん事もないけど、危ないので止めときました。

 

案外確認されていない横穴墓がまだあるかもね。
報告によれば刀剣や勾玉などの副葬品が発見されているそうなので、もし未掘の横穴墓を発見できればそんなお宝に巡り合えるかも?
勝手にやったらただの盗掘になるけど。

 

赤丸城跡への入口

 

道のりがハードな城が平横穴古墳。

 

楽しいと感じるかどうかはその人次第。
ワシ古代遺跡大好っきゃねーーん!!って人のみお越しください。
まあまあ楽しめると思います。

 

体力に自信のある人は、もうちょっと頑張ってこのさらに上にある赤丸城跡もどうぞ。
ここからなら10分もかかりません。
堀切や竪堀など、面白い絶死トラップがいっぱい見られますよ!

 

 

城が平横穴古墳

住所:富山県高岡市福岡町舞谷

ホームページ:とやまの文化遺産魅力発信事業実行委員会公式サイト

 

 

関連タグ >> 遺跡 古墳 

 


西山 光照寺 空海が彫った伝説の仏像はどこ??

2024年11月30日

光照寺の入口

 

福井の街中にちょーっと目立つ感じのお寺があります。
その名も光照寺、福井大仏で有名なお寺です。

 

ぶっちゃけマイナー感強め。
ほとんど人いません。
勝手に入って勝手に見てってねー、みたいな感じ。
思う存分のんびり見学できます。

 

光照寺の山門

 

山門が立派なのですわ。
重厚な扉でずっしり構えるタイプでなく、吹き通しのオープンタイプ。
でもそれゆえに軽快で、スタイリッシュで、そして何よりも入りやすくて。

 

やけにピカピカなのはまだ新しいからで、平成13年竣工。
白と茶のコントラストがキレッキレに映える、美麗建築です。

 

福井大仏の欠片

 

その山門の中央に謎の石片。
人の顔っぽい。

 

これ、大仏さまの欠片です。
かつては巨大な石造仏だったらしいんだけど、空襲やら地震やらで欠損してここまでちっちゃくなっちゃったんだとか。
仏さまも人災・天災にゃ勝てんってコトですな!

 

光照寺の本堂

 

門をくぐると右手に本堂。
こちらも平成6年竣工とまだ新しいので、フレッシュ感満点。
デザインも素晴らしく、水平性が強調されたフォルムと天頂の鴟尾(しび・屋根上のツノみたいなヤツ)が抜群にイカす、ちょっと中国的な雰囲気を漂わせる建物。

 

ただ鉄筋なのがちょっと物悲しいな。
できれば木造で建てて欲しかったな~。

 

本堂内部の様子

 

本堂内部はギンギンに荘厳されてて、スピリチュアル感いっぱい。
ズラリと並ぶ仏像・仏画・仏具が霊性あふれるエネルギーを放っています。

 

中央の仏像が恐らくこのお寺のご本尊と思われますが、見た感じ聖観音みたいですね。
結構古そうに見えるんだけど、いつ頃のものかな?
もうちょっと近くで見たいんだけど、勝手に室内に入っちゃダメっぽい雰囲気だし。
ズームで見たい方はオペラグラスを持参して下さい。

 

福井大仏

 

そして境内最奥にどどーん!と登場、福井大仏。
台座を含めて8メートルの聖観音座像です。

 

全体のサイズに対して胸と頭が異常にデカいな。
下から見上げた時に上部が小さく見え過ぎないよう、わざとこんな不自然な体形に作ってあるんだろうな。
ちょっと強調し過ぎな気がするけど。

 

福井大仏の台座の内部

 

台座の内部は供養殿となっていて、これまたたくさんの仏像・仏具が並べられています。
中央の厨子には聖観音像が入っているようですが、扉が閉じられてて像様は不明。

 

恐らく、恐らくですけど、この厨子の中に空海が彫ったと伝えられる聖観音像が納められているのではないかと。
一体どんな仏像なんですかね?
見てみたい~!!

 

光照寺の全景

 

福井の街中で大仏さまが拝める光照寺。

 

いいお寺ですよ。
すぐ前をたくさんの車があわただしく通る中、なぜかここだけ時間が止まったかのような静謐な空間。
街歩きのついでにでも、ぜひお参りしてみてください。
頭のおっきーい観音さまが暖かい微笑みで迎えてくれますよ!

 

 

西山 光照寺

住所:福井県福井市花月 1-1-26

TEL:0776-24-3869

ホームページ:光照寺公式サイト

 

 

関連タグ >> お寺 大仏 

 


穴水城址 アッケラカンとした拍子抜けな城跡

2024年11月23日

穴水城址

 

中世の城跡、穴水城址。
現場はまあまあ山の中です。

 

先に言っときますが、訪城に際しては軽自動車かそれに準じるサイズの車、あるいは四駆推奨です。
ってのは侵入路がヤバイのです。
詳細は追って。

 

穴水城址の近隣マップ

 

まずは現場のマップ。

 

住宅地の脇の道を入って山の中へ、その先に城跡。
見所はほとんどなく、車停めて、本丸見て、はい終わり、みたいな感じ。
お城初心者にも熟練者にも、恐らく素晴らしく物足りないお城。
そんな所です。

 

住宅地から入る脇道

 

こちらがその住宅地から入る脇道。
一応案内板出てますが、ぼーっとしてると通り過ぎてしまう地味さです。
実際通り過ぎたし。

 

目印は「穴水高校口」のバス停。
多分これを目印に探した方が見逃さないと思います。

 

穴水城址への道

 

そこから山道へと突入するのですが、見よ!この悲惨さ!
必殺の1車線。
対向車来たら即アウトなチキンロード。
しかも雑草ボーボーのガッタガタ。

 

既に書きましたが、パジェロやランクルならともかく、大型車で入る道ではありません。
軽自動車がベスト、普通車でも小型車推奨。
あと枝がこすれたりするので、車が汚れたり傷付いたりするのが嫌って人は諦めてください。

 

穴水城址の駐車場

 

そんな悪路の先、突き当りに広場が現れます。
ここがお城の入口になります。

 

多分この広場、元々は曲輪(くるわ・兵を駐屯させるスペース)でしょうね。
形と位置からして、本丸を守る帯曲輪でしょう。
戦時はここに兵を横一線に敷き、下から登って来る敵を迎え撃ったのです。

 

穴水城址の石碑

 

入口には『穴水城址』の石碑。
この文字、お城を治めていた長氏の34代目・長昭連の揮毫によるものだそうです。

 

ご先祖さんがお城持ってたとか、羨ましいな~。
わたしも「ご先祖さんのお城」、欲しー!
もー嬉しくて毎日散歩しちゃうわ、きっと。
ついでにガッチリ整備して、観光地化して、入場料取って、ガッポガッポ儲けて。
うはうは生活♪(←それが目的か?)

 

本丸への入口

 

そこから本丸へと入るんですがね、その通路がこちら。
この時点で強力なトラップが行く手を阻んでいます。
どこか分かる?

 

それは画像右側。
急角度になっている壁です。
これは「切岸(きりぎし)」と呼ばれる人工的に削られた壁で、攻め手は当然この急斜面を登れません。
対して城側は上から攻撃し放題。
まず突破不可能です。

 

本丸の食い違い虎口

 

さらに本丸への入口なのですが、グルリと巻き込むように通路が通されています。
これもトラップ。
「食い違い虎口」というヤツで、このカーブによって敵の勢いを削ぎ、同時に隊列の側面を攻撃するのです。

 

仕掛け自体はごくシンプルなんですけどね。
でも威力は強力。
ここを通る時はそんな戦時の恐怖も体感しながら歩いてください。

 

穴水城址の本丸の様子

 

その先、はい、ゴールの本丸。
お城巡りはこれで終わり。
あっけないくらいのあっけなさ。

 

もうちょっと色々見たいわな。
これがお城の全貌な訳ないので、本当はもっとたくさんの見所があるはず。
二の丸とか三の丸とか、堀とか土塁とか。
でも見られるのはこれで終わりなんです、本当に。
なんとも残念・・。

 

そもそもね、ヤル気ないんですわ。

 

放置されまくりの本丸

 

見よ!この残骸!
ベンチは朽ちまくり、本丸の標識なんかは倒壊したままほったらかし。
100%放置プレイ全開。
管理者いないのか?

 

ちゃーんと整備した方がいいと思うんだけどね。
詳細に調査すればお城らしい遺構がいっぱい出てくるはずだし、そんなお城遺構を分かりやすく紹介すれば場としての楽しさも増すし。
これじゃ宝の持ち腐れ。
お城泣いてるわ。

 

本丸奥のお墓と慰霊碑

 

本丸奥にはお墓と慰霊碑。
なぜここに??

 

お墓は個人の物だからいいんだけど、慰霊碑はなんか説明板くらい添えるべきだと思うんだけどね。
どうも戦争絡みっぽいけど、詳細が全く不明。
これじゃ何を慰霊してんのかさっぱり分からん。

 

穴水城跡への入口

 

あまりにも消化不良感の強い穴水城址。

 

整備しようよ。
ちゃんとお城の構造が分かるようにしようよ。
もっともっと楽しい場所にしようよ。

 

いつかブラッシュアップされる日を夢見て。
合掌・・

 

 

※このレポートは震災前に訪問した時のものです

 

 

穴水城址

住所:石川県鳳珠郡穴水町川島

ホームページ:石川県観光連盟公式サイト

 

 

関連タグ >> お城 

 


魯山人寓居跡 いろは草庵 魯山人も愛したシブ~い屋敷

2024年11月16日

魯山人寓居跡 いろは草庵の入口

 

北大路魯山人(きたおおじ ろさんじん)、ご存知の方も多いでしょう。
グルメ漫画「美味しんぼ」にも度々名前の挙がった美食家であり、芸術家です。
超ぉ~~~~わがままだった事で有名で、でも逆に言えば妥協を許さない人物でした。

 

そんな魯山人が半年ほど逗留した宿が今も残っています。
旧吉野家旅館の別邸だった建物、『いろは草庵』です。

 

いろは草庵のエントランス

 

エントランスがいきなり素敵じゃないですか。
正方形の石畳と大粒の玉石、その奥に弁柄色の壁。
これだけで白ごはん大盛り一杯食べられる美しさ!(※注:変態限定)

 

この前庭、星岡茶寮(ほしがおかさりょう)の石畳をイメージしています。
星岡茶寮とは魯山人が主催する美食倶楽部の会場として使われた料亭です。
ただ残念ながら昭和20年の空襲で焼失してしまい、今はもう残っていません。

 

囲炉裏の間

 

受付を通って最初に目にするのが、この『囲炉裏の間』。
中央に囲炉裏を据えた、ザ・オールド・ジャパンな部屋です。

 

シビれるわ~、この空気感♪
囲炉裏のある家って、何かそれだけで憧れる。
こんな部屋でゆ~っくりと毎日を過ごしたいな~。

 

囲炉裏の間の吹き抜け

 

上は吹き抜け+天窓。
囲炉裏の部屋のお決まりですね。
普段はここから煙を逃がし、万が一火事になった際はこれで火を止めるのです。(※火は上に伝うのでこの構造で上へと誘導され、横への延焼が一呼吸遅れる)

 

壁が全然ススけてないのが気になりますね。
多分近年に塗り替えを行ったんだろうけど、本当はススで汚れて真っ黒だったはず。
この方が綺麗っちゃ綺麗ではあるけど、ちょっと情緒に欠ける印象。

 

魯山人寓居跡 いろは草庵のロビー

 

右手奥へ進むとロビー。
古建築感ゼロのモダン&スタイリッシュな空間で、きれいに仕立てられた庭園が鑑賞できます。
あとサービスでお茶が出ます。

 

さらにこの奥に展示室があって魯山人関連の作品が見られるのですが、残念ながら撮影不可。
なのでここでは紹介できません。
見たい人は直接現地まで行ってご鑑賞ください。

 

書斎

 

一旦入口側に戻り、左手奥に進むと書斎。
ここで画や書を書いたんだそうです。

 

シンプルだけど味があるわな。
床の間の素っ気なさが逆にカッコ良くて、なんか「悟り」を感じさせるような潔さ。
鄙びの美がギンギンに感じられる部屋です。

 

座敷と床の間

 

その隣には座敷。
これまた古風全開な、シブ~~~い雰囲気。

 

部屋全体を包む茶色がいいですな。
壁も茶、柱も茶、天井も茶。
そこに明かり障子から陽光がさーっと差し込む。
見てるだけで時間を忘れてしまいそうになる、幻想的な空間です。

 

魯山人寓居跡 いろは草庵の茶室

 

さらに奥に進むと茶室。
わずか三畳の狭い狭い部屋です。

 

ここもまたワビサビ感全開ですな。
狭さ・薄暗さ・地味さ。
視覚的なノイズを徹底的に排除し、目の前の相手にだけ集中できる虚無の空間。

 

相手が嫌なヤツだったら地獄以外の何物でもないけど(笑)。

 

二階の納戸

 

二階に上ると最初に目にするのが納戸(なんど)と呼ばれる部屋。
納戸ってのは物置きの事です。

 

土壁がい~い色出してますな。
使用感満点のコ汚なさがめっちゃくちゃノスタルジック。
飴色の柱や梁もたまらんわ~♪

 

二階の座敷

 

その先に座敷。
明かりをふんだんに取り入れた、気持のいい造りになっています。

 

床の間の上、よ~く見ると雨漏りの跡があるね。
古い建物だから、きっと他にもアチコチ痛んでるはず。
こんなの維持しようと思うと、多分ものすごいカネかかるんだろうな。
やっぱ古民家、大変だ~。

 

刻字看板

 

大正ロマンの雰囲気を色濃く残す魯山人寓居跡いろは草庵。

 

古建築好きには夢の様な場所です。
た~っぷり時間をかけ、ヨダレだらだらでご鑑賞ください。

 

すぐ目の前には山代温泉の総湯があります。
せっかく温泉街まで来たんならひとっ風呂!って人はそちらもどうぞ。
い~い湯に癒されますゼ♪

 

 

魯山人寓居跡 いろは草庵

住所:石川県加賀市山代温泉 18-5

TEL:0761-77-7111

ホームページ:魯山人寓居跡 いろは草庵公式サイト

 

 

関連タグ >> 古建築 山代温泉 

 


 


 

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