店主たみこの観光案内日記

姫路市立美術館 チームラボ展

2019年05月21日

姫路市立美術館 チームラボ展

 

姫路市立美術館にて現在行われているチームラボの企画展。
これに行ってきました。

 

そもそもチームラボって何?って話ですが。
技術者集団です。
最新テクノロジーを駆使したシステム構築、企業ブランディング、イベント設計など、幅広い事業を展開。
その活動の一環として手掛けているのがデジタルアートなのです。
作品が派手なせいかテレビなんかでもよく取り上げられるので、知ってる人も多いでしょう。

 

すごいですよ、インパクト。
テレビで何度か見てても、実物はやっぱり全然違う。
強烈な迫力です!

 

会場は二段構えになっており、まず目にするのは『世界は統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う』という作品。
デジタルの画がざっと壁に投影されてます。
画の意味は分かりません、わたしアートは全く理解できない人なので。(←!)
でもデジタルなんでね、この画に動きがあるのですよ。
前を通ると自分の影がほんの~りと現れて、あれ?いるよいるよ、画の中に自分がいるよ!みたいな。
まるで自分も作品に「参加」しているような不思議な気分。

 

そこから先が本番。
狭い通路を抜けると一気に空間が広がり、鏡を使った無限の宇宙が出現。
あっ!と息を飲みます。

 

この広いスペースは三つの作品で構成されており、まず手前が『永遠の今の中で連続する生と死、コントロールできないけれども、共に生きる』。
例によってタイトルの意味は全然分からんのですが、まあそこは深く考えない(笑)。

 

色彩の美が圧巻!
赤・黄色・緑が絡むように入り乱れ、紺や土色を背景に美しく色を変化させていく。
次々と現れる極彩色。
和のテイストをふんだんに盛り込みつつも、デジタルという現代感覚も同時に存在してて。
なんだか夢の世界を泳いでいるみたいな気分。

 

次の作品は『世界は暗闇から生まれるが、それでもやさしくうつくしい 』。
しつこいですが、タイトルの意味は分かりませんよ、わたしには(笑)。

 

これがまた幻想感ハンパなく。
ひたすら美しい!
ゆらゆらと入れ替わる七色の光。
その中を静かに文字が降りてきて。
文字に手をかざすとぱっと弾ける。
中からは炎、あるいは水、あるいは虹。
ほ~っと見とれてしまうほどの不思議な世界観。

 

最後の作品は『Black Waves:埋もれ失いそして生まれる』。
タイトルの意味は分か・・・え?もうそれいい??(笑)

 

これは波です。
デジタルの波。
黒の世界の中に白の波がざざざっとうねる。
静かにゆっくりとうねる。
しなやかに、力強く、ダイナミックにうねる。
ただそれだけなんですが、妙な生命感みたいなのがみなぎってて。
「海」という巨大な魂の意思を目の前に見ているような、そんな異次元感覚。



チームラボのデジタルアート。
現代のテクノロジーが作り上げた、未体験の神秘空間。
どうぞひたすらご感動ください。

 

開催期間は4/20(土)~6/16(日)まで。
もうそんなに日は残ってないですけど、これは見とかなきゃ絶対損ですよ!

 

あとついでにもうひとつ。
会場、結構冷房効いてます。
寒いのが苦手な人は1枚羽織って行った方が賢明です。

 

 

姫路市立美術館

住所:兵庫県姫路市本町 68-25

TEL:079-222-2288

 



丸岡城 天守閣

2019年05月18日

丸岡城 天守閣

 

お城の一番の見所と言えば、何と言っても天守閣。
空に向かってどーん!と屹立する姿はまさに日本の城の象徴そのもの。

 

が、しかし、石川県には天守閣が存在しません。
残念ながらないのです。
え?金沢城に天守閣ないの?と思われるかもしれませんが、はい、ありません。
前田利家存命の頃、ちょびっとの期間だけあったらしいのですが落雷で焼失。
その後再建されることなく、江戸時代を終えました。

 

お隣富山県にも天守閣はなく。
北陸三県の中で天守閣があるのは唯一福井県の丸岡城のみ。

 

いやいやいや、他にも天守閣あるでしょ?
同じ福井県の大野城にもあるし、富山にだって富山城の天守があるし、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが。
あれは最近になって建てられた復元。
バリバリ鉄筋の近代建築です。
建造当時の構造と姿を残している天守閣は、丸岡城にあるものだけなのです。

 

とは言えこの天守閣、実は一度昭和の地震で倒壊しています。
今あるのは崩れた建材を組み直して再建したもので、倒壊前の建材の再利用率は約70%。
なので細かいことを言えば江戸期に作られた完全オリジナルではないという見方もできます。

そして実際それを理由に昔は国宝だったのが、今は重要文化財に格下げされています。

 

これに関しては地元からかなりブーイングが上がっており、わたしも大いに疑問を感じています。

それを言い出せば、姫路城だって修理のために一度解体・再構築してるからアウトになるはずなのに、今も昔もずっと国宝のまま。

ところが丸岡城の再構築の場合はアウト、そして格下げ。

なんで?

このあたりなんだか釈然としないものがありますが、江戸期の姿をほぼそのままに留めているという点については異論のないところでしょう。

 

この天守閣、強烈ですよ~。
なんたって江戸期の感覚で造られてますから。
バリアフリー感ゼロ。
上階に行くためには、ほとんどハシゴのような階段を上らなければいけません。
その勾配ハンパなく、現場には安全のためロープがぶら下がっているほど。
まるでアスレチック(笑)。

 

もうちょっと上りやすく作れないの?って気もするでしょうが。
そもそも天守閣ってのは戦闘の際の防御施設。
簡単に上に上がられては困るのです。
なのでわざわざ上りにくく作られているのです。

 

この急勾配の階段をえっちらおっちら上って最上階まで行くと、そこに広がるのは大パノラマ。
視界を遮るものは何もない、爽快な眺めが待っています。
天気が良ければはるか向こうまで見渡せて、めちゃめちゃ気持ちいいですよ!

 

さらに見所はもうひとつ。
瓦です。
なんとこの天守閣の瓦、石でできています。
素材は笏谷石(しゃくだにいし)。
福井で採れる石で、適度な強度がありつつも柔らかく加工しやすいという特徴があります。

 

なんで瓦をわざわざ石で作ったのかと言うと、理由は気候。
北陸ですからね。
寒いです。
冬は雪がどっさり降ります。
なので普通の焼き瓦だと痛んじゃうのです。
でも石で作れば傷みにくく、耐久性が劇的に向上します。
現に江戸期に作られた石瓦が、今も現役で頑張ってる訳ですからね。
先人の知恵おそるべし!です。



北陸地方唯一の現存天守、丸岡城天守閣。
どうぞお越しの際は動きやすい服装で。
間違ってもハイヒールなんて履いてきちゃダメですよ!

 

現地には観光ボランティアガイドが常駐しています。
天守に行く前に、さらっと丸岡城の歴史なんかを聞いてみるのもいいですよ。

 

 

丸岡城

住所:福井県坂井市丸岡町霞町 1-59

TEL:0776-66-0303

 



魚がし食堂 漁師丼

2019年05月14日

魚がし食堂 漁師丼.

 

「バナナマンのせっかくグルメ!!」で3月くらいに金沢が取り上げられまして。
そこで登場したお店のひとつが魚がし食堂。
観た人は分かると思いますが、その時に食べてた海鮮丼のインパクトがもー超強烈で。
これは行かねばーーー!!!とやって来ました。

 

場所は金沢中央市場の通り沿い。
車をきゅっと停めて店内へ。

 

中はL字カウンターとテーブルが数卓。
意外とこじんまりとした雰囲気。
とりあえずカウンターの空いてる席に座り、メニューを物色。

 

どれだ?どれだ?こないだ番組で食ってたヤツはどれだ?
お、あった、”漁師丼”!!
「新」とか付いてるね。
最近デビューした丼なんですかね?

 

すかさずお店のおねーさん呼んで注文。
ライスは大・中・小の選択制らしく、当然大。
しばらく待って着丼。

 

お、いいね~盛り盛り具沢山♪

 

では早速、魚がし食堂の”漁師丼”。
わさび醤油をチョロチョロ~っと垂らして。
食べたおします。

 

中トロ

 

まずはトロを一切れ。
ぽとんと口に入れる。

 

身はひんや~り。
しと・・と舌に吸い付き、ゆるりと崩れる。
とろける食感。

 

と同時に、口内熱によって脂が少しずつ液化し。
濃密な甘みとなって流れ出す。
そこにしっとりしなやかな身のうま味が重なり。
甘く旨く贅沢な、そして溶け落ちるような味わいが、口の中をとろとろに濡らす。

いつまでもゆるゆると続く美味しさの余韻・・・。

 

もうなんかね。
この一切れだけで食べに来た甲斐ありますわ(笑)。

 

漁師丼の具材

 

続いてたっぷり具材をごはんと一緒に頬張る。

 

マグロはしっとり柔らか、脂がしっかり乗ってて。
鯛はきりっと締まりがあり、みずみずしくさっぱり。
イカは触感とろとろ、粘るような甘み。
〆サバはぎゅっと凝縮してて、ボリューム豊かな味わい。
イクラはぷちぷちと元気に弾け、磯の香り満点。
甘エビは舌圧だけで溶けて、甘みねっとり濃厚。

 

どれもひとつひとつ主張が強く、個性豊か。
素材の味が真っすぐダイレクト。

 

具材の下には酢飯。
お米は白くつやつや、粘り豊かで甘み爽快。
お酢の加減は控えめで。
具材の味がきれいに引き立ち、生き生きとした鮮度感が見事に光る!

 

たまらんですね、コレは♪
具の種類が多いから口に入れるたびに味が変わって。
毎回が新しい味。
次々と展開されていく美味しさの変化にもう箸が止まらず。
頬張って頬張って。

夢中で頬張りまくって。

 

瞬殺完食!

 

美味しいものを食べてる時間て。
なんでこうあっという間に終わっちゃうのだろう・・・。

 

って言うか、ガツガツ食い過ぎなんだけどさ(笑)。



魚がし食堂の”漁師丼”。
なるほど納得の美味しさ、そしてクオリティ。
文句なしの満足感でした。

 

こういうの食べるとつくづく思うんだけど。
金沢って、やっぱ魚介系強いね♪



ごちそうさま。

 

 

魚がし食堂 中央市場店

住所:石川県金沢市西念 4-14-8

TEL: 076-213-5428

 



千里浜なぎさドライブウェイ

2019年05月11日

千里浜なぎさドライブウェイ

 

海岸線の砂浜を颯爽とドライブ。
映画のワンシーンのようですね。
こんな海岸、結構あちこちにありそうですが意外とそうでもなく、世界中を見渡しても珍しいそうで。
日本においてはどうかと言うと、なんとここ1ヵ所のみ。
それが石川県羽咋市にある「千里浜なぎさドライブウェイ」です。

 

気持ちいいですよ~、浜辺のドライブ。
窓を全開にして海風をさーっと浴びながら車を走らせる爽快感。
鼻をくすぐる潮の香り。
彼女を連れて行けばもー雰囲気満点。
そのまま「むっちゅ~~~♪♪」です。(←何の話?)

 

そんな千里浜なぎさドライブウェイ。
そもそもなんで砂浜を車で走れるの?ってことですが。
なんやら砂の粒子が細かいらしいのですわ。
その超微砂粒を海水がぎゅっと固めることで、車が乗っても沈まないほどに締まると、そんな理屈だそうです。

 

ただねえ、事実はそんな簡単ではなく。
車が通れるエリア、ちゃんと決まってます。
走れば分かりますが、あ、ここからはみ出したらヤバイなってゾーンがちゃんとありまして。
そこ以外は絶対走っちゃいけません。

 

にも関わらず。

 

必ずいるんですよね、わざわざヤバイ所に飛び込んじゃう人が。
四駆ならいいですよ、少々砂が柔らかくても突破できますから。
でもなぜか二駆でそのデンジャラスゾーンに突っ込むんですよ。
当然なるべくしてスタック。
で、お決まりのパジェロー!ランクルー!助けてー!の流れになるんですな。

もう完全な迷惑さん。

 

もし走行中、そんな人見かけても。
真似して突っ込んだらダメですよ。

 

四駆の人は広~い心で助けてあげてください。



世界でも有数の砂浜ドライブスポット、千里浜なぎさドライブウェイ。
ここでしか味わえない気ん持ちイイ~~感覚。
どうぞ思う存分ご堪能を!

 

夏はもちろん海水浴も楽しめます。
渚を走って、海を泳いで。
お泊りなら美味しい地酒も飲んで、海の幸も堪能して。
素敵な能登を思いっ切り楽しんでってください。

 

 

千里浜なぎさドライブウェイ

住所:石川県羽咋郡宝達志水町今浜

 



梅ノ橋

2019年05月07日

梅ノ橋

 

金沢を縦に分断する二大河川、浅野川と犀川。
その浅野川がひがし茶屋街のそばを通る所に、木造のシっブ~~~イ橋が架かっています。
梅ノ橋です。

 

金沢を代表する文豪泉鏡花の『義血侠血』の舞台に使われたり。
最近では(そんな最近でもないけど)人気ドラマ『ドクターX』のワンシーンで使われたり。
どこか「金沢らしさ」を漂わせる、独特の雰囲気を持った橋です。

 

初めてここに橋が架かったのは明治43年。
伊藤博文が中国のハルビンで暗殺されたり、日本が朝鮮併合なんかをやらかしてた頃。
ここに橋が欲しいー!、とひとりの人物が立ち上がりました。
才田幸次郎。
詳しい経歴は不明ですが、「地元有志のひとり」とされています。
要は大金持ちの酔狂人だったのでしょう。
そんな幸次郎を中心とした有志達による基金で、つまり私費を投じて建造されたのが梅ノ橋でした。

 

なぜここに橋が欲しかったのか?
理由は橋の先を見れば一目瞭然。
ひがし茶屋街です。
この橋、ひがし茶屋街へ遊びに行くために架けられた橋なのです。
つまり「は、は、早く茶屋のおねーちゃんと遊びたいーーー!!!」って一心で架けられた橋だったんですね。

 

どんだけ好きだったのよ(笑)。

 

でもちょっと注意して見ると分かるのですが、この橋のすぐ前後には天神橋と浅野川大橋があります。
天神橋は昭和にできた橋ですが、江戸時代にはその前身である甦橋が架けられており、浅野川大橋も江戸時代には既に存在しており。
つまりわざわざ橋を新設しなくても、どちらかを使えば川は渡れたのです。
それでもなぜあえて作る必要があったのか?、その理由は分かりません。
なのであくまで想像になりますが、よほどこれら両方の橋まで回るのが面倒くさかったからか。
あるいは人通りの多い既存の橋を渡って茶屋街に通うのはちょっと人目につき過ぎたからか。

恐らくそういった事情なのでしょう。

 

「あら、あそこの旦那、また茶屋へ行くわ。お好きなのね~」

 

なんて言われちゃカッコ悪いですからね。

地元有志達にとって見栄は大事だったんですよ、きっと(笑)。

 

橋はご覧の通り昔風の総木造り。
クラシック感いっぱいの、シックなビジュアルです。

 

に、見えるのですが、実は鉄製。
板張りにより、見た目だけ木製にしてあります。
と言うのもこの橋、実は三代目。
幸次郎が架けた初代は大水によって流され、その後建て直された橋も流され。
現在の橋は昭和53年に改めて作り直されたものなのです。
今度はもう流されないようにと構造は強固な鉄骨によって組まれ、同時に板張りによってかつての情緒も再現したのです。



こうして明治の旦那衆の男魂(?)を今に残す梅ノ橋。
さらさらと流れる浅野川をまたぐアーチの造形は実に趣深いものです。
ひがし茶屋街まで来る機会があれば、ぜひこの橋も訪れてみてください。

 

橋のすぐそばには泉鏡花の『義血侠血』に関わるあるモニュメントなんかもあります。
「アレ」ですね、「アレ」。
時間があればついでに探してみてください。

 

 

梅ノ橋

住所:石川県金沢市東山