店主たみこの観光案内ブログ

みなとつるが山車会館 ド派手な敦賀の祭りに酔いしれよ

2022年11月01日

みなとつるが山車会館

 

お祭り大好き、敦賀人。
そんな敦賀人のお祭り好きを紹介しているのが、ここ「みなとつるが山車会館」です。

 

派手なんですわ、敦賀の祭り。
特に山車(「やま」と読む)のデコレーションの派手派手ぶりがハンパない。
それでは早速見ていきましょう。

 

みなとつるが山車会館の館内マップ

 

まずは館内マップ。

 

建物は本館と別館に分かれていて、最初は本館から。
ここでは山車を中心に敦賀の派手派手な祭りの様子が紹介されています。
とにかく派手です。

 

別館に移ると北前船や大谷吉継(おおたに よしつぐ)を紹介した展示があれやこれや。
ハッキリ言って祭りとは全然関係ないのですが、まあご愛敬。

 

メインロビー

 

入口入ってメインロビー。
好きなアイテムを身に着けて記念撮影なんかができます。

 

この好きなアイテムってのが結構充実してましてね。
兜とか刀とか脇差とか。
コスプレ気分全開で撮影してください。

 

祭りの様子を紹介したミニシアター

 

その先にシアター。
ここで20分程度、映像で敦賀の祭りの様子が紹介されます。

 

いやーコレがなんちゅーかね。
長いんだわ。
この内容なら5分で良くね?

 

でもね、最後にサプライズが待ってます。

 

壁から張り出す山車

 

突然ゲートが開いてガーン!と迫出す山車!
うお!なんじゃ急に!?とビビりあがります。

 

いや、驚くよマジで。
デカいんでね、派手なんでね、しかもコッチ向かって来るんでね、強烈なんですわ圧力が。
こんなのに抜き打ちでガシーン!と出てこられたらタマランですわ。

 

派手な飾りの山車

 

この山車、実際の祭りで使用される本物です。
山車は全部で6基あって、その内3基がこのシアターで常時展示されています。

 

これがもの凄く凝ってましてね。
人形が着用している鎧兜、全部本物なんですわ。
能面も本物。
さらに衣装や小道具はド派手なキンキラキン2000%仕様。
とにかく演出に対する熱量がほぼ狂気のレベル。

 

琴高仙人図の水引幕

 

この水引幕なんかもスゲーわな。
お祭りのデコレーションなんてレベルをはるかに越えた、アート級工芸作品の域。

 

モチーフは『琴高仙人図』。
琴高ってのは古代中国の仙人で、龍を捕まえると言って鯉に乗って水中から現れたんだそうです。
ちょっと何言ってるのかよく分からんのですが、その辺はおとぎ話ですので細かい事は抜きで。
とにかく鯉に乗ってどっぱーん!と登場したシーンが生き生きと描かれています。

 

こんなん好きやわ~♪
うちの家の襖絵にぜひ描いて欲しい!

 

うちの家に襖なんかないけどな。(←?)

 

みなとつるが山車会館の2階

 

2階はさらにしつこくお祭りの紹介。
6基の山車が大きなパネル写真で解説されています。

 

先に本物見ちゃってるんでね。
こんなパネル程度じゃもう感動ないわな。

 

でもね、2階の目玉はこれじゃないんですよ。
このロビーの左手の部屋にある鎧・兜の展示。
これがもう最強にカッコ良くて、吸い込まれるほどに美しくて、しかもそんなのがズラーっと並んでて。
感動!感動!ひたすら感動!

 

でも撮影不可なのでお見せできません。
残念!!

 

みなとつるが山車会館の別館展示室

 

続いて別館へ。
こちらはお隣にある旧大和田銀行本店の社屋だった建物をリノベーションしたものです。
中央に北前船の模型を置き、その周囲に金庫たら、(移築再現した?)和室たら、お祭りに使うお神輿やら、よー分からん古道具やら、大谷吉継に関する資料たら、なんやら統一感のない展示がゴチャゴチャ。
ほぼカオス。

 

どこに喰い付くかはアナタ次第。
どれでも好きなごはんをお召し上がりください。

 

和室の座敷

 

わたしは喰い付いたのは当然和室の座敷。
数寄屋風のシブ~いしつらえです。

 

枯淡と言うかなんと言うか、いいわな~この空気感♪
質素を愛するワビサビ感がいっぱい。

 

特に見て欲しいのが天井の角度で、分かります?中央を頂点にほんのり傾いてんのが?
よく見りゃ床の間の上の梁もうにゃ~っと曲がってる。
これ、わざとこうしてあるんですね。
ちょっと傾いて倒れそうなくらいのボロっちさがカッコイイ、とそういう訳です。

 

かぁ~~っこエエ~~~♪♪(ぞくぞく!)

 

金泥の豪華な襖

 

この襖もシブイわな~。
茶色く沈んだ画面上に、細線でさらりと描かれたささやかな笹と松。
このスッカスカの空間の多さがワビサビ感全開ギンギンで、もー見てるだけで鼻血出そう!

 

この部屋を作った人(大和田荘七・おおわだ しょうしち・大和田銀行の創始者)はめっちゃカネあったんですけどね。
もっと成金ゲテゲテな部屋なんかナンボでも作れたんですけどね。
でもおカネもあんまり持っちゃうと、最後はこんな悟りの境地みたいな簡素な趣味に行きついちゃうんですかね。

 

ああ・・わたしも悟りの境地に至りたい・・・おカネたくさん持って・・。(←煩悩多すぎ)

 

大谷吉継の人形

 

敦賀人の派手派手なお祭りの一端を垣間見れる、みなとつるが山車会館。

 

とにかくね派手ですわ、派手。
この山車1基作んのにどんだけカネかけてんのよ?と心配になるくらい派手。
そんなスーパー派手な祭り文化、本物を鑑賞してハラの底から味わってください。

 

興味があってタイミングが合えば本物のお祭りもどうぞ。
やっぱお祭りの熱はライブで味わってこそ最高ですよ!

 

 

みなとつるが山車会館

住所:福井県敦賀市相生町 7-6

TEL:0770-21-5570

ホームページ:みなとつるが山車会館公式サイト

 




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