
穂乃香 天婦羅そば 蕎麦がバリッバリに香る至福の味
2022年02月14日

とある休みの日。
午前中から黙々と読書。
読んで、読んで、ひたすらに読みまくって・・気が付いたら13時過ぎ。
おっとメシに行かねば!
フラフラ~と出かけ、たどり着いたのが穂乃香。
蕎麦のお店です。
建物は古民家を改装したリノベーション店舗。
築100年以上との事なので、明治時代?
確かにソレっぽい古臭さ。
サイズから推測するに、そこそこ裕福な人の屋敷だった模様。
そんなザ・オールド・リッチな家の座敷に通され、座卓に着座。
メニューを広げてしばらく沈考し、選んだメニューはベーシックな”天婦羅そば”。
サイズを大盛りにアップして、食べたおします。

つゆは照り・艶共に美しい深黒茶色。
液温チリチリに激熱。
香りがいいわね。
レンゲを口に寄せた瞬間からぶわ~。
鰹節由来の濃い香ばしさががっしりと鼻をつかむ。
味わい出汁感ガンガン!
鰹節のガッシリとした風味が強靭な骨格を作り、そこに昆布の甘みがゆら~りと重なり、噛めるほどに凝縮された滋味がぐっと沈み込む。
脳ミソくらくらするほどの恍惚感。

蕎麦は麺径のきれいに揃った細麺。
しっとりした舌触りとするするした喉越しがシビれるほど上品。
つるりとすすると風味豊か。
さばさばとした蕎麦の味わいとミネラリーな香味がふわりと融合し、出汁感満点のつゆの中に優しく溶け込んで。
も~染み通る美味さ!
じわじわ後引く余韻の優美さがさらにスペシャル。

天婦羅は衣カリッカリ。
軽快な破砕感がなんともリズミカル。
その中に包まれた具がどれも柔らか~くてね、しとしとやわやわ。
そして美味さがまた格別。
塩を付ければ甘みを増し、蕎麦のつゆに浸せばとろ~りとクリーミーさを増し。
ひと口ひと口がたまらないほどに幸せ絶頂!
するるするると蕎麦すすって。
サクサクと天婦羅食べて。
最後はつゆをずずずっと飲んで。
完食。
穂乃香の”天婦羅そば”。
なーーーんも変化球ないんだけどね。
なーーーんも目新しさはないんだけどね。
でもそのドが付く程の直球を全く退屈させない美味さ。
王道はやっぱ美味いから王道なんですな♪
ごちそうさま。
[参考]
・天婦羅そば:1,650円
・大盛り:300円
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