店主たみこの観光案内ブログ

白山比咩神社 境内編 拝殿の左右奥もちゃーんと見てってください!

2022年01月29日

白山比咩神社

 

日本中に散在する白山神社の大元締め、白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)。
菊理媛尊(くくりひめのみこと)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の三柱の神を祀る、ザ・ビッグ・ネーム神社です。

 

前回は駐車堂から参道を通り、境内に入る所までを見てきました。
今回はいよいよ心臓部である拝殿へと進みます。

 

白山比咩神社の拝殿

 

いきなり拝殿!
サイズは中規模、装飾控えめ、極めてシック、でも貫禄満点。

 

いや実際ね、決して派手じゃないんですわ。
このレベルの社殿なら全国どこにでもゴロゴロあるんですわ。
だけどなぜか違うんですわ、『感じるパワー』が。
ギンギン!ギンギン!迫って来る!

 

これはやっぱねー。
いますわ。
この神社、いますわ。
絶対いますわ!(←何が?)

 

拝殿の内部

 

ここまで来ると拝殿内部の様子も興味深々なんですが。

 

あー。

 

見えん。
扉閉められてて、全然見えん。

 

お・・・お・・・お・お・おお・・お。



勝手に入ったらダメですか?(※ダメです)

 

白山奥宮遥拝所

 

そんな寸止め拝殿(←?)の前に妙なものがあります。
鳥居を構えた、いかにも「何かありげ」な場所。

 

これは白山奥宮遥拝所(はくさんおくのみやようはいしょ)。

 

この白山比咩神社には奥の宮っていうさらに奥地の神社がありまして、その奥の宮ってのは山のてっぺんにあります。
行こうと思ったら完全に登山。
そのくらい山の上です。
そこまで行くのはちょーっとキツイ、でも参拝はしたい。
そんな人のために設けられているのがこの遥拝所です。

 

大汝峰・御前峰・別山を模した3つの大石

 

鳥居の向こうには大きな石が3つゴロンゴロン。
これらは山を表していまして、左から大汝峰(おおなんじみね)、御前峰(ごぜんがみね)、別山(べつざん)をイメージしています。
いわゆる白山三山。
奥の宮はこの真ん中にある御前峰の頂上にありまして、この石を参拝する事はすなわち奥の宮まで行って参拝したのと同じ事なります。
しかも大汝峰にある大汝神社、別山にある別山神社も同時に参拝完了。
つまりここ1ヵ所をお参りすれば、山登りすることなく山頂の3つの神社を参拝できてしまうという超サービスゾーンなのです。

 

こ~れ~わ~参らにゃ損ですよ~!

 

白山比咩神社の禊場

 

その拝殿の右側に回り込むとまた面白いものがあります。
妙ぉ~に荘厳なこの場所。
「禊場(みそぎば)」です。

 

ここはその名通り禊、つまり心身を清める場所です。
この水に浸って穢れを洗い流すんですね。
古来より水には神聖な力があると考えられており、神話においても伊弉諾尊が黄泉の国から戻った際、川の水に浸って穢れを祓うシーンがあります。

 

禊場の奥にある小さな祠

 

禊場の奥には小さな祠。
現場には特に何の案内もなく、祭神は不明。

 

なのですが、よーく見てみると祠の先にあるものがある事に気付きます。
本殿です。
つまりこの祠、本殿を遥拝しているんですね。
当然この禊場も、その本殿の神さまの前に出るために体を清める場所、という事になります。

 

住吉社

 

そのすぐ横には末社の住吉社があります。
祭神は底筒男尊(そこつつのおのみこと)、中筒男尊(なかつつのおのみこと)、表筒男尊(うわつつのおのみこと)。

 

この3柱の神、先にチラッと書いた伊弉諾尊が川に浸かって禊を行った際に生まれた神さまです。
つまりすぐ隣の禊場と繋がりのある神さまなんですね。
基本的には海上安全のご利益があるとされていますが、ここの場合は禊の場の守り神として祀られているのでしょう。

 

白山比咩神社の水汲み場

 

今度は反対側、拝殿の左側にぐるりと回り込みます。
すると妙に人だかりの多い場所があります。

 

ここ何かと言うと、水汲み場です。
神の力の宿る霊水を腹いっぱい持ち帰れるという場所です。
しかもタダ!

 

おかげで水汲みに来る人の多いこと!多いこと!
次から次へとやってきます。
しかもごっそり持って行きます。

 

いやいやいやいや。
どうやって飲むんだ、そんなにいっぱい!?(笑)

 

白光苑の入口

 

さらにその奥、ほとんど人が立ち入らないような場所に謎な入口があります。
ここは「白光苑」という庭園への入口。

 

なんたって全国に3000の分社を抱える白山比咩神社の庭園。
さぞかしスッゲーのがあるだろうな~と思って入ってみると。

 

白山比咩神社の白光苑

 

意外と大したことありません。
中央に池を配した池泉回遊式庭園で、全体に狭く、閉塞感強め。
特に趣向を凝らした配石がある訳でもなし、丁寧に手入れされた樹木がある訳でもない。
見所らしい見所が何もない庭。

 

なんですけど、庭はまあいいんですわ。
それよりも庭から見えるアレがいいのです。

 

白山比咩神社の本殿

 

本殿どん!
正面からは欠片も見えんけど、ここからならかなり大きく見られます。

 

いるんですよ~ココに。
祭神の菊理媛尊がいるんですよ~♪

 

ついでにちょっと見て欲しいのが床の高さ。
えっれ~高くなってます。
見た感じ3メートルくらいはありそう。
神は高座に祀るという、神社建築のセオリーです。

 

にしても高い。
ここまで極端に床高を上げてる神社ってのもなかなかないですね。

 

境内入口

 

以上、参道編・境内編と2回に渡って見てきた白山比咩神社。

 

いいですゼ~。
ガッチガチに神霊力全開ですゼ~。
偉大なる神パワーにあずかりたいという方、ぜひふるってご参拝ください。

 

なお境内には神宝を集めた宝物館という展示館もあります。
そんなに展示数は多くないですが、ここだけでしか見られないってお宝がズラリ。
お時間のある方はこちらも合わせてどうぞ!

 

 

白山比咩神社

住所:石川県白山市三宮町 105-1

TEL:076-272-0680

ホームページ:白山比咩神社公式サイト

 




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