店主たみこの観光案内ブログ

金沢港クルーズターミナル 操船を疑似体験できるシミュレーターが面白い!

2020年07月08日

金沢港クルーズターミナル

 

現在観光クルーズ船の就航に力を入れている金沢市。
その誘致事業の一環として誕生したのが金沢港クルーズターミナルです。

 

オープンは2020年6月1日。
晴れ晴れしく開館ーー!!となるはずだったのでしょうが、何しろ今はコロナ禍のこんなタイミング。
オープン自体が予定より2か月も押してしまい、しかもクルーズ船の就航予定はキャンセルされまくり。
想定外の荒波状態でのスタートとなりました。

 

大丈夫か?金沢港クルーズターミナル!?

 

金沢港クルーズターミナル 入口

 

まず建物。
カッコえーーーーーのですわ、コレが!

 

屋根はゆるやかなカーブを描いたフラットルーフ。
これは「波」のイメージですね。
ゆらゆらゆらめく水面の造形は、まさに海の姿そのもの。

 

壁面にはガラスをふんだんに使用。
このガラスは水の表現で、外から見るとちょっと水族館的にも見えます。

しかしむしろ重要なのは中からの眺めで、こうしてガラス面を大きく取ることで外の景色が大パノラマとなって目に飛び込みます。

その結果外部への興味が掻き立てられ、観光客が街へ移動するという導線が出来上がるのです。

 

なかなか計算されてますゼ、金沢港クルーズターミナル!

 

石川の伝統工芸をあしらった柱

 

中はいきなり広大なロビー。
その中央右寄りに3本の柱があり、その内の2本がドえらくオシャレに飾られています。

 

このデコレーションは石川の工芸。
石川県は江戸時代から伝統工芸が盛んな土地で、その工芸品でまず石川を感じてもらおうという趣向になっているのです。
ひと口に石川の伝統工芸と言っても実は主なもので36種あり、ここに選ばれたのはその内のほんの一部です。(※九谷焼、加賀友禅、輪島塗、山中漆器、金沢箔、金沢漆器、牛首紬、加賀繍の8種)

 

ここでもテーマは「海」。
伝統+海+近代建築という、不思議なフュージョンが楽しめます。

 

広大なロビー

 

そんなザ・工芸な柱の向こうは一面のフラット空間。
柱を全て際に寄せて障害物を一切排し、床面をめい一杯取ってあります。

 

これは実務的な事情でこうなっています。
なんでもこのスペースは4,000人の出入国手続きを一気に行う事を想定しているそうで、そのために壁や柱を全てなくしてあるのです。
こうすることでその時々に応じた弾力的なレイアウトの作り替えができるのです。

 

レストラン 海の食堂 Bay Arce

 

二階に上がると、会議室や食堂、学習ルームに展望デッキ。
なんやら色々あります。

 

とりあえず食堂から見て行きたいのですが、そうするとメシ食わん訳にいかんし、実はさっきラーメン食ってきたばっかだし、今回はスルー。
こちらはいつか日を改めてレポートします。

 

ラーメンあるかな?(※注:ラーメンはない)

 

ってコトで、まずは学習ルームから見て行きましょう。

 

まなび体験ルームの内部

 

学習ルームの構成はこんな感じ。
正しくは「まなび体験ルーム」って名前だそうです。
金沢港に関する様々な知識が得られます。

 

ぶっちゃけ金沢港博士になっても特に活用場面はないと思うんですけどね。
まあまあまあ、そこは。
遊んでってください、せっかく来たんなら(笑)。

 

操船シミュレーター(有料版)

 

そんな学習ルームの目玉となっているのが、こちらの操船シミュレーター。
でっかい画面で海を見ながら、船の操作が体験できるって装置です。
体験料金100円ナリ。

 

が、ちょっと待った!

 

操船シミュレーター(無料版)

 

その前に横にある無料の縮小版をまず使ってください。
このシミュレーター、独特のクセがありまして、操舵と実際に船の向きが変わるタイミングとの間に大きなタイムラグがあるのです。
その辺の使い勝手を理解するために、まずは無料版でゲーム感覚をつかんでください。
その上で本番の有料版を操った方が多分イメージ通り動かせます。

 

なお無事にゴールすると、景品として案内のおねーさんの”にっこり”がもらえます。
頑張りましょう!(←?)

 

金沢港クルーズターミナルの展望デッキ

 

そしてこのターミナル最大の見所がこちらの展望デッキ。
がっさーー!と広いのですわ、これがまた。

 

これはクルーズ船のデッキの再現ですね。
形状といい、解放感といい、もー爽快!!
吹き抜ける海の風がたまらなく気ん持ちい~いですよ!

 

ただね、残念ながら眺めはそれほどでもないのですわ。
海側は、まあ海見えるんだけど、そこにあるのは工業的なコンビナートの群れ。
じゃあ陸側はと言うと、これまた工業的な工場の連続。

 

いや~なんちゅーか。
生かされてねー(笑)。

 

金沢港クルーズターミナルの背面

 

金沢の新しい海の玄関口、金沢港クルーズターミナル。
スタイリッシュ感全開、新たな金沢の観光施設にふさわしい素晴らしい施設です。
クルーズ船で来たよ~って人だけじゃなく、陸路で来た人もぜひ訪れてみてください。

 

なお。
学習ルームの操船シミュレーターは体験のための装置です。
間違っても他の船にわざとぶつけて遊ぼうなんて、くだらない使い方をしてはいけません。
社会的常識を遵守し、正しく遊んでください。
たまにいるんですよね~、そんな事やって喜んでるバカが。




わたしですけどね。(←!)

 

 

金沢港クルーズターミナル

住所:石川県金沢市無量寺町リ 65

TEL:076-225-7030

ホームページ:金沢港クルーズターミナル公式サイト

 




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関連タグ >> 近代建築 

 


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