卯蕎 鴨せいろ ひがし茶屋街の奥にある隠れ家的お蕎麦屋さん
2020年07月01日
この日は卯辰山界隈をぶ~らぶら。
観音院をお参りして、宝泉寺をお参りして、そろそろお昼。
メシを食わねば!
この付近に前から目を付けてた蕎麦屋がありまして。
え?ここ?みたいな場所でぼつんと営業してるお蕎麦屋さん。
それが今回行ってきた卯蕎(うきょう)です。
もーホントに僻地。
ここって、ここにお店あること知ってなきゃ絶対人来ないでしょ?って所になぜか唐突にあります。
こんな所でよく商売できるもんだな、と。
中に入ると、しつらえはお蕎麦屋さんらしくほぼ和風。
壁紙のお花模様がちょっと違和感なのですが、全体的には落ち着いた感じのいい雰囲気です。
とりあえず空いているテーブル席に座る。
メニューは色々ありますね。
温かいの、冷たいの、ザル、などなど。
そんな中から一番ビビッと来たのが”鴨せいろ”。
本日はこちらを麺大盛りにして、食べたおします。
つゆは濃ゆ濃ゆ。
ガッチリ太い醤油の味がガーン!と迫り、油の甘みがゆったりと後に続く。
出汁の味はよー分からんですな、こんだけ醤油濃いと。
とは言っても、別にくどいって程のレベルでもなく。
輪郭の太い、硬くて強い味。
中には肉厚な鴨肉が数切れ。
食感ぎゅぎゅぎゅっと締まってて、味もぐっと重厚。
脂の甘みが乗った濃密なうま味が、じっとり湧き出す。
蕎麦は麺幅細め。
コシのしっかり座ったかっちり質感。
でも舌触りはしなやかで、しっとりソフトなすすり心地。
味わい柔らか。
軽い風味がふわっと舞い、蕎麦の香りが優しく抜けて。
上品な美味しさがみずみずしく喉を滑る。
そしてこのソフト蕎麦と硬質なつゆとの相性がまー絶妙♪
程よい軽快感と程よい力強さが程よく溶け合いバランスし、豊かな風味を絡み合わせ、すとんと喉の奥へ落ちる。
あっけなくて、だけどずっと楽しんでいたい、数秒の味の頂点。
この寸止め感。
悪だわ~~♪♪(笑)
つるるつるるとすすり続け。
最後は残ったつゆと蕎麦湯をブレンドして、ずずっとすすって。
醤油の甘みと蕎麦の香りを存分に楽しんで。
完食。
卯蕎の”鴨せいろ”。
時間をかけてじっくり味わいたい、そんな大人なお蕎麦でした。
大変な立地だけど、この味に引かれてここまで食べに来るリピーターさんが、きっといっぱいいるんでしょうね。
これからも頑張って美味しいお蕎麦を提供し続けてください!
ごちそうさま。
[参考]
・鴨せいろ:1,300円
・大盛:200円
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