店主たみこの観光案内日記

花嫁のれん館 能登に残る古き輿入れ儀式を体感

2022年01月05日

花嫁のれん館

 

花嫁のれんってご存知ですかね?
輿入れの日に嫁ぎ先で花嫁さんがくぐるのれんです。
能登を中心としたローカルな風習で、江戸時代末期頃に始まったと言われており、今でもたま~に行われています。
そんな花嫁のれんの風習を紹介するのが花嫁のれん館です。

 

場所は七尾駅から徒歩10分ほど、小丸山城址公園のすぐふもとです。
喧騒から離れた、静かーな場所にあります。

 

花嫁のれん館 正面側

 

建物は落ち着いたレトロな外観。
白×黒のメリハリが効いた、キレッキレの古建築スタイル。


モチーフは町家ですね。
木造二階建ての切妻屋根、一階にはひさし付き。(※内部は吹き抜けになっていて、実際は平屋)
壁は白漆喰に柱を浮き出させた真壁造りにし、開口部には直線が小気味よく連続する千本格子。
決して派手ではない、でも清廉な美しさを持つ、江戸~大正頃の家屋が見事に再現されています。

 

花嫁のれん館の館内構成

 

内部の構成はご覧の通り。

 

入って正面がグッズ販売。
右は出入り自由で、左側は有料スペースとなります。
有料スペースには花嫁のれんの儀式の様子を紹介するための和室がしつらえられていて、その正面には企画展示のスペース、最奥は常設展示のスペースとなっています。

 

館内には案内の係の人がいて、希望すれば花嫁のれんについて詳しく説明してもらえます。
花嫁のれんってナンや?よー分からん、って人はぜひ説明を受けてください。

 

土間からの眺め

 

こちらは土間からの眺め。
奥にぶら下がっている赤白の布が花嫁のれんです。
輿入れしてきた花嫁さんは、まずここをくぐるのです。

 

なんか独特ですわな、緊張感が。
いいのか?この先進んでも?みたいな。
実際の花嫁さんもこんな緊張感を味わってのれんをくぐったんでしょうね。
この先に待つのはパラダイスか?それとも地獄か?
んーーーーーー・・・・。

 

頑張れ!!(←何を?)

 

花婿のれん

 

先の館内構成で見た通り、和室は2部屋あります。
こちらは手前側の和室の様子。
奥に掛けられているのはもちろん花嫁のれん・・・・ではありません。
これ何と「花嫁のれん」ならぬ「花婿のれん」なのです。
よーく見ると色に赤が使われてないでしょ?
これは花婿用だからなのです。

 

花婿さんもくぐったんですね、のれん。
頑張れ!!(←だから何を?)

 

花嫁のれん

 

その隣の和室。
こちらに掛けられているのは正真正銘花嫁のれんです。
ちゃんと色にも赤が使われています。

 

モチーフは何ですかね?
奥に三重塔が見えるので、ひょっとしたら花嫁さんは穴水の人かもしれませんね。
紅葉も描かれているので、輿入れは秋だったのかもしれません。

 

花嫁のれん館の仏間

 

そして仏間です。
花嫁のれんをくぐった先にある部屋ですね。
ここで花嫁さんは仏壇に手を合わせ、今日からこの家の人間になりますと、嫁ぎ先のご先祖様に挨拶するのです。

 

ん~~~~堅苦しい。
万事アバウトなわたしにはちょっと耐えられませんな。
別にわたしが嫁入りする訳じゃないけどー。

 

企画展示室

 

こちらは企画展示室の様子。
この時は『打掛展』を行っていました。
室内には色とりどりの打掛がずらーり。

 

憧れるんでしょうね、女子はこういうの。
ああーーわたしも早くこれを着てみたーい♪みたいな。

 

わたしはバリバリのヲトコなので全然刺さらんけど。

 

常設展示室

 

そして一番奥の常設展示室。
明治・大正・昭和・平成に使われた花嫁のれんの現物がずらりと展示されています。

 

こうやって年代別に並べると面白いのですよ。
時代が下るにつれてビラビラが三幅から五幅に増えていく様子とか、絵柄が変わっていく様子とか、彩色が手作業から機械プリントに変わっていく様子とか、様々な変遷が観察できます。
言ってみればこれら1枚1枚がその時代を写し出すポートレート。
実に興味深いです。

 

花嫁のれん館の再現和室

 

能登独特の風習、花嫁のれん。
今じゃほとんど行われなくなっていますが、その匂いだけでもぜひ感じ取ってみてください。

 

なおこちらでは「花嫁のれんくぐり体験」なるものも行っています。
着付け室で白無垢または打掛に着替えて、実際に花嫁のれんをくぐれるのです。
記念に能登の花嫁気分を味わってみたい~って人は、ぜひチャレンジしてみて下さい。
男性には紋付き袴で行う花婿のれんバージョンもありますよ!

 

 

花嫁のれん館

住所:石川県七尾市馬出町ツ部 49

TEL:0767-53-8743

ホームページ:花嫁のれん館公式サイト

 

 

関連タグ >> 美術館・博物館 

 


8番らーめん 野菜らーめん(塩) 北陸民のNo.1ソウルフードと言えばコレ

2022年01月03日

8番らーめん 野菜らーめん(塩)

 

はー、寒い。
はー、寒い。
人生が・・・じゃなくて、気温が寒い。

 

人生もだけど・・。(←?)

 

よし、あったけーモン食うぞ!



と、飛び込んだのは8番らーめん。
やっぱラーメンっスわ、寒ぃー日にはラーメン。

 

8番らーめんは1967年創業、以来50年以上に渡って北陸民に愛され続けてきたソウルフードです。
わたしもガキの頃から累計したら何杯食ったか分かりません。
DNAにまでしみ込んでいる、といっても過言ではない味。
そんな魂のラーメン屋にて、本日は超ド定番の”野菜らーめん・塩”を。
ギョーザも付けて、食べたおします。

 

野菜らーめんのスープ

 

スープは完濁の白、液温アツアツ。

 

ヌルいんですわ、味がヌル~いんですわ。
この全然キレのないヌル~い味が、なんかもーね、い~いんですわ~♪
じわじわじわじわしみ込んでくる、ほぼ犯罪レベルのこの旨ヌルさ。
腹にしみるわ~~~♪♪

 

8番らーめんの麺

 

麺はフラットな太麺、茹で加減普通。

 

麺質ぷるっぷる。
このハネの豊かさとつるんつるんの舌触りがね、まぁーーータマランのですわ。
そしてそこから湧き出る味。
もにゅんと粘って、同時に濃密なうま味がどばーっと流れ出して。
ひと噛みひと噛みが悶絶の美味さ。
特にスープとの融合感がたまんねー。
味+味の強烈な合体マジック!

 

8番らーめんのチャーシュー

 

チャーシューは小っちゃいのがぺろんと1枚。

 

薄いんだけどね、肉感はしっかりあって、味強々。
高密度な味がぎゅっとしみ出す。

 

そしてたっぷりの野菜。
中華鍋で炒められた野菜は食感バリバリ。
温野菜独特のぎっとり濃厚な甘みが強烈に旨くて、旨くて、ひたすら旨くて。
そこにスープのうま味がさらに味を上乗せして。
幸せと恍惚の無限ループ!

 

8番餃子

 

8番餃子。

 

皮は薄々、質感もちもち。
中には汁でじゃばじゃばの餡がた~っぷり。
口に含むとまるで水風船のようにぱちゅんと弾け、濃密なうま味がどばっとあふれ出す。
挽肉+野菜の熱烈合体、強烈なエネルギーの大洪水。

 

お・・お・・お・・・。

 

あと100個食える・・・。(←?)



スカッと完食。

 

8番らーめんの”野菜らーめん”&”8番餃子”。
いつ食っても変わらない、安定安心の味。
ガキの頃から食べ続けてきた美味さと満足感、今日も腹いっぱい楽しませてもらいました。



ごちそうさま。





 

[参考]
・8番セット(野菜らーめん+8番餃子):902円
・めん大盛り:198円

 


 

 

8番らーめん 福久店

住所:石川県金沢市福久東 1-20-10

TEL:076-208-3623

ホームページ:8番らーめん公式サイト

 

 

 


南新保C遺跡現地説明会 今だけ見られる古代のロマン

2022年01月01日

南新保C遺跡

 

国道8号線沿いのちょっと海側、石川県立中央病院のすぐ裏側に現在発掘調査を進めている遺跡があります。
それが南新保遺跡。
時代は弥生中期~平安時代。
陶器を中心に結構な数の遺物が出ています。

 

その南新保C遺跡の現地説明会が行われるとの情報をキャッチ。
現在進行中の遺跡の見学と説明が聞けるなんてめったにないチャンスですからね。
迷わず参加してきました。

 

遺跡分布マップ

 

説明会でもらった案内によると、現場付近の遺跡分布はこんな感じ。
現在は平たんな地面がのっぺり広がってますが、かつては網の目のように小川が入り組む広大な湿地帯だったそうで。
その中の微高地を選んで人が住んでいたようです。

 

海までの距離はほんの2kmほど。
比較的海運とのアクセスも良好な場所でした。

 

デコボコの南新保C遺跡

 

現場は謎に溝が掘り込まれてて、なんか意味不明にデコボコ。
ちょっとシロウト目には何が何だかサッパリ分かりません。
でも見る人が見ると、建物、お墓、杭、小川など、色んなものが読み取れるんだそうです。

 

ハードル高いな。
やっぱ専門家ってスゲーわ。

 

平安時代の船

 

こちらが今回のメイン、平安時代の船(と考えられる木片)。
全長約6メートル、厚さ6~8センチ。

 

この時代の船が生の状態で出てくるのはとても珍しいんだそうで。
ただ残念ながら出てきたのは一部分だけで、全体がどんな形や構造だったのかは不明。
それについては今から検証・検討を重ねるそうです。
形から類推するに、底部のパーツではなかったかと予想されています。

 

船と大量の杭

 

周囲には大量の杭(と見られる木片)。
かなりの数が打ち込まれています。

 

何だったんでしょうね、ここ?
今の所船着き場か船の修理場ではないかと推測されていますが、なにしろ1300年も前のもの。
いくら詳細な調査や分析を進めたところで、答えは永久に出んでしょうね。

 

杭の跡

 

現場にはこんなよー分からん小さな溝もボコボコ空けられています。
これらは杭が打たれていた跡だそうで。

 

何のための杭だったんですかね?
建物の柱なのか、あるいは何らかの構造物の柱だったのか。
穴だけ見ててもサッパリ分からん。

 

古代遺跡、難易度高いわ~(悩)。

 

南新保C遺跡の川の跡

 

これは川の跡。
幅約10メートルほどあり、弥生中期~古墳時代前後に流れていたものだそうです。

 

川筋ってのは結構変わるらしいですからね。
特にこの辺は湿地帯だったってんですから、結構頻繁に流路を変えたと思われます。
取水に便利な反面、水害も度々起こったんでしょうね。

 

川底に残された貝層

 

そんな(元)川底を掘り進めていくと、こんな白い層が一部に見られます。
これは貝層と呼ばれるもの。
昔の人が捨てた貝殻の残骸です。
調べるとシジミを主体にアカニシなんかの大型貝も含まれているそうです。

 

多分魚もいっぱい食べてたでしょうね。
それをうかがわせる漁具なんかもいくつか出ていますし。
当時の食糧事情、意外に豊かだったのかもしれません。

 

住居跡

 

その川の向こうには住居跡がポツポツ。
縦穴式と平地式の痕跡がいくつか見つかっています。

 

水辺を選んだのは利便性を考えての事でしょう。
水は日々必要とするものだから遠いと確保が大変。
ここだったらちょっと降りればすぐに水が得られるし、ひょっとしたら船を浮かべてそのまま海に出たりなんかもしてたかもしれません。

 

方形周溝墓

 

方形周溝墓(弥生時代)なんてのもあります。
方形周溝墓ってのは周りに溝を掘った四角形のお墓ですね。
墳丘部は残念ながら失われてありません。

 

この方形周溝墓、住居跡のすぐ近くにあります。
現代的感覚だと、え?家のすぐ近くにお墓って気持ち悪くね?って感じですけど、昔はこれが普通でした。
ムラの中心に墓地があり、その周りに住居跡が点在していた、なんていうケースもあります。
当時はお墓は忌むべきもの、遠ざけるべきものじゃなかったんですね。

 

南新保C遺跡の出土品

 

説明会では遺跡からの出土品も公開されていました。
膨大な数の中から比較的形が良好に残っているものや、珍しいものを選別して並べてあります。

 

素敵だわ~♪
古代の土器とか大好きなんですわ。
もーー欲しい!!
1個欲しい!!

 

くれーーーーー!!!!(※配布はしてません)

 

出土した木製品

 

土器だけでなく、木製品なんかも出ています。
こちらは杵(と思われるもの)。

 

木なんてすぐ腐るイメージがありますが、水の中にどっぷりと浸かっていれば意外に長くもちます。
なぜなら水の中、あるいはドロの中にあれば、空気が遮断されて微生物が活動できないからです。
微生物が活動できなければ分解・崩壊する事がないですから、数百年、それこそ千年以上経っても元の形が保たれるのです。
田んぼの下から大昔の木製品がゴロゴロ見つかったなんて話をよく聞くのは、そのためです。

 

南新保C遺跡の案内板

 

現在も発掘進行中の南新保C遺跡。
恐らく宅地造成に先だった時限限定のプロジェクトです。
1700年前の様子が見られるのは「今」だけ。
生の遺跡発掘の現場が見たいって人は「今」お越しください。

 

出土品は金沢市埋蔵文化財センターあたりで時々公開されると思います。
そちらのチェックもお忘れなく!

 

 

南新保C遺跡

住所:石川県金沢市南新保町

 

 

関連タグ >> 遺跡 

 


雄島 ここは絶対夜来ちゃイケマセン

2021年12月29日

雄島の入口

 

東尋坊から徒歩30分・・・・はキツイので車で5分、ぶるるーっと北側に向かった先にあるのが雄島(おしま)です。
周囲約2.1kmの、小さな小さな無人島。

 

ここが結構独特でね。
東尋坊とセットで観光に訪れる人が多いのですが、昼は別にいいんですよ、昼は。
ごく普通の観光地です。

 

でも夜になると180度様相を変えます。
シャレになりません。

 

夜は絶対に来ないように・・・(怖)。

 

雄島の全体図

 

そんなダークな(?)雄島の全体図。

 

島内にはほぼ外周に沿うような格好で散策路が通されています。
この道がまー細くてね。
舗装も何もされていないので、場所によってはぬかるんでぐちゃぐちゃな所もあります。
間違ってもヒールの高い靴なんかで来ちゃいけません。

 

見所は島奥にある岩場。
荒々しい岩がガーっと広がる光景はまさに絶景です。

 

雄島橋

 

まずは雄島橋。
朱塗りの欄干がすかっと伸びる姿は聖域感全開!!

 

ただ夜がね。
この朱色が夜になるとハンパなく怖ぇーんですわ。
噂では、夜にこの橋の写真を撮ると白い手がうじゃうじゃ生えてる写真が撮れるんだとか。
その手につかまってそのまま海に引きずり込まれた、なんて都市伝説もあります。

 

んなワケぁねーのは分かるんだけど。
実際夜の現場を目の当たりにすると、不思議な説得力があります。
マジやべーですから、遊び半分でも夜はこの橋に近づかないように!

 

雄島の柱状節理

 

その恐怖の橋を渡った先、島の左手に見えるのがこの柱状節理(ちゅうじょうせつり)の断崖。
前々回記事で説明した通り、柱状節理ってのは溶岩が柱状に固結したものです。

 

すげーわな。
崖全面が柱状節理ですゼ!
ありえんでしょ、この光景?
岩石マニアにはハートばっくん!ばっくん!の失神ビジュアルです!

 

長い石段

 

島の入口には石段がバーン!
あまりの高さ&長さにチョット引きます。
これ今から登んのかよ?みたいな。

 

この石、(恐らく)全てこの島で採れたものです。
箱型のきれいな形は天然で、島内にはこの形の石がゴロゴロ落ちています。
この詳しい話はまた後で。

 

大湊神社

 

急勾配の石段をひーひー言いながら登り、左に曲がると大湊神社(おおみなとじんじゃ)という小さな神社が現れます。
祭神は三保大明神(みほだいみょうじん)、事代主神(ことしろぬしのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)、大物主神(おおものぬしのかみ)、三穂須々美神(みほすすみのかみ)、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)、伊邪那岐神(いざなぎのかみ)、伊邪那美神(いざなみのかみ)、応神天皇(おうじんてんのう)。

 

多すぎだろ!(笑)

 

元々は航行・漁業の守護神として祀られた神社だそうで、それは海から見るとよく分かります。

 

海上から見える大湊神社の赤鳥居

 

これは遊覧船上から撮った画像。
分かりますかね、ちっちゃーい赤鳥居が写ってるのが?
このすぐ先が大湊神社です。

 

これね、冷静に考えれば変なのですよ。
だってここに鳥居を建てても海からしか見えないですからね。
って事は逆に考えれば、この鳥居は海から見ることを前提に建てられているって事になります。
つまりこの鳥居は、船の上から神社を遥拝するためにあるのです。
いわば「漁師さん専用鳥居」なのです。

 

板状節理の岩場

 

そこからすたすた進むとガッスーンと岩場が現れます。

 

この岩がね、スゲーのですわ。
方向がキッチーンと揃ってんのね。
この画像じゃイマイチ分からんので、遊覧船上からの画像を。

 

規則正しく並ぶ板状節理

 

それがコレ。
スゲーでしょ!
どんだけ几帳面よ!?と突っ込まずにはいられないくらい、規則正しくジャッキーン!!

 

これは板状節理(ばんじょうせつり)と呼ばれるもの。
溶岩が冷え固まる過程で、板状に結晶化したものですね。
大自然の営みが生み出す神秘の光景です。

 

板状節理の岩場

 

ここで先に見た石段を思い出してください。
あの石段に使われていた石、きれーな四角形だったでしょ?
あれはこの板状節理の欠片を拾ってきたものなんです。
なのであんなにきっちーんと揃った四角形だったんですね。

 

不思議ですわね。
分かってても分からん。
なんでこんなきれいな四角形になるのか?
ん~~~ミステリアス♪

 

瓜割の水

 

そんな岩場の片隅にもうひとつ面白いものがあります。
瓜割の水(うりわりのみず)。

 

これの何が面白いのかって言うと、水。
この水、湧き水なんです。
一見雨水の水溜りっぽく見えるけど、立派な湧き水。
実際現場に立つと、下からチョロチョロ湧き出ているのが分かります。
湧き水なので夏でも冷たく、瓜を入れるとパリーンと割れる事から付いた名前が『瓜割の水』。

 

ホントに割れんのかな?
興味のある人は実験してみて下さい、瓜持参で。

 

雄島の板状節理

 

そこからさらに進むと、再び岩場。
ここも強烈ですわな、一面に広がる板状節理。

なんか魚のウロコみたい。

 

この規則正しい方向性は、溶岩が固まる際の温度差から生まれるそうです。

冷→熱に向かって一直線に亀裂ができ、結果としてこのように全ての亀裂がきれーに同じ方向を向くのです。

まさに大地の生み出した神秘のマジック!

 

流紋岩

 

この岩場の岩、学術的には流紋岩(りゅうもんがん)と呼ばれる岩石に属します。
流紋岩とはもっのすごく粘性の高い溶岩が固まったもので、ゆえに溶岩時代のドロドロ感が今もこうして表面に残っています。

 

なんか生々しいですわな。
かつては真っ赤っかだったんでしょうね、この形で。
ある意味溶岩の化石です。

 

流紋岩+板状節理のミックス

 

この眺めなんか壮絶ですわな!
ガッシガシに突き出てて、なんか槍みたい。
流紋岩+板状節理のミックスが作り出した奇跡の造形。

 

ここだけでしょうね、こんなん見られるの。
多分世界中見渡してもこんな岩塊、そうそうないはず。
素敵だわ~♪

 

流紋岩の拡大画像

 

そんな流紋岩をルーペで拡大。

 

白いね。
この白さが流紋岩の特徴のひとつで、主に斜長石(しゃちょうせき)って鉱物で構成されています。

 

ちなみにすぐ近くにある東尋坊の岩石は安山岩(あんざんがん)。
ほんのちょっとの距離で岩石の種類がガラリと変わります。
ただ流紋岩と安山岩ってのは兄弟みたいなもので、大雑把に言えば安山岩の方が有色鉱物が多く、その結果黒味を帯びます。
両者を訪れる時はそんな石の色の違いにも注目してみて下さい。

 

雄島入口の鳥居

 

流紋岩の柱状節理&板状節理がダイナミックに見られる雄島。

 

楽しいですゼ~♪
岩石マニアにはたまらんワンダーランドですゼ~♪
石の作り出す夢の光景、どうぞ心行くまでご堪能ください。

 

そして。

 

くどいですけど夜は来ないように!
白い手に足を引っ張られても。

 

知りませんよ~~~。

 

 

雄島

住所:福井県坂井市三国町安島

ホームページ:福井県観光連盟公式サイト

 

 

関連タグ >> 東尋坊 

 


東尋坊 奇岩編 恐竜が見えたアナタは東尋坊上級者

2021年12月27日

東尋坊

 

岩石の怪物、東尋坊。

 

幸せですゼ~♪
岩石マニアには無限大に幸せですゼ~♪

 

前回はそんな岩石にフォーカスして見てきました。
今回は奇岩の数々を見ていきます。

 

東尋坊マップ

 

まずは東尋坊マップ。

 

海岸線はご覧の通りギザギザ。
このギザギザは全て岩でできています。
その所々に岩島が点在するのですが、この岩島が面白くてねー。
個別に見ていくとまー楽しい!楽しい!
大自然の生み出すザ・アートな造形がゴロゴロ見られるのです。

 

ローソク岩

 

まずは1発目、ローソク岩。
中央に屹立しているヤツがそうです。
天頂に半円状の白い岩体がぽこっとあるのが多分火。
なんとなーくローソクに見えるかな?って感じです。

 

この半円上の岩塊の正体が謎なんですよね、現場まで行けないし。
多分堆積岩の残骸だと思うんですけど。
うーん、行って確かめたい!

 

軍艦岩

 

2発目、軍艦岩。
名前のまんまですね、形が軍艦に見えるって岩です。

 

軍艦って言われりゃー軍艦に見えなくもないような、そうでもないような・・。

微妙ですな(汗)。
岩的には柱状節理(ちゅうじょうせつり・柱状の岩塊)じゃなくて方状節理(ほうじょうせつり・箱型の岩塊)に見えるんだけど。

 

上陸は不可。
どうしても行きたい人は泳いでください。

 

千畳敷

 

3発目、千畳敷。

 

ここだけやけに真っ平らなんですわ。
ホントに不自然なくらいに真っ平ら。
なんでここだけ?みたいな。

 

岩形としては板状節理(ばんじょうせつり・板状の岩塊)になってるようですね。

周りはみんな柱状節理になっているのに、なぜかここだけ板状節理。

なんでかね?
う~ん不思議・・。

 

屏風岩

 

4発目、そのすぐ側にある屏風岩。
見ての通り岩塊が板状にビシッ!と突き立っています。

 

貫入の痕跡ですね。
元々この地を構成していた凝灰岩の長細い隙間に、溶岩がグリグリっと入り込んだ時の形がそのまま残ったのです。

いや~ダイナミック!

 

ライオン岩

 

5発目、ライオン岩。
これは後ろ姿。

 

どう、見える?ライオン?
無理矢理イメージすれば、なんとなーくライオンに見えなくもない。

手前が尻で、尻尾をくにゅっと曲げてて、向こうに頭や耳があって。

 

え?見えない?

 

よし、次へ!(←?)

 

恐竜岩

 

6発目、恐竜岩。

 

ドコが恐竜?って思われるでしょう。
それはまーアレですわ、アレ。
ソコ!ソコ!ほらソコ!
分からん?

 

・・・・・・・。

 

スイマセン、実はわたしもドコが恐竜なのかサッパリ分からんです。
遊覧船の船頭さんの案内によると、白い岩肌の辺りが恐竜に見える「らしい」のですが。

 

ドコが?(汗)

 

夫婦岩

 

7発目、夫婦岩。
多分左がダンナ、右がヨメさんです。
仲良く寄り添う岩と岩。

 

注目して欲しいのは岩の模様の流れ。
ここでは柱状節理で見られる縦状ではなく横状に流れています。
つまり岩質がガラリと変わっているんですね。
近寄ってみないとハッキリとは分からないけど、多分この辺りは堆積岩。
砂岩・泥岩の互層になっているのでしょう。

 

ほんの数百メートルほどの距離なんですけどね。
全く異なる岩の表情。
これも大地の神秘だー♪

 

海蝕崖・海蝕洞

 

8発目、そこから続く海蝕崖・海蝕洞。

 

すぱーっと横筋が走ってますわな。
典型的な堆積岩の模様です。

 

前回記事でも書きましたが、この辺り一帯は堆積岩が基盤になっています。
東尋坊の岩塊は、その隙間に後から溶岩が割り込んでできた局所的なもの。
つまり根本的に成り立ちが違っているので、この様に見た目も全く異なってくるのです。

 

東尋坊の柱状節理

 

最後に海から見た東尋坊の柱状節理。

 

ガッキーン!とそそり立つ、岩の柱。
岩場の上にいる人と比べれば、その超ド級のデカさが分かるでしょう。
とにかく桁違いにデカいのですわ、柱が。
こんな豪壮な柱状節理が見られるのは、国内でここだけ。
世界的にも3ヵ所だけなんだとか。
見応えありますゼ~!

 

近くから見た柱状節理

 

楽しいし(←?)もう一発イキますか。

これはもうちょっと寄った位置からの柱状節理。
何回見てもスゲーわな、この眺め!

 

やや柱の角度が斜めになってますが、これは多分隆起の痕跡でしょう。
下からグググーっと持ち上げられて、でも上からはグググーっと押さえ付けられて、そのせめぎ合いで傾いてしまったと思われます。
数千万年前、こうして地面の下で壮絶な↑パワー×↓パワーのガチンコ合戦が繰り広げられてたんですね。

 

東尋坊の岩場

 

数々の奇岩が見られる東尋坊。

 

まー神秘ですわ!
とにかく神秘ですわ!
大地ってスゲーな、地球ってスゲーな、ってのが視覚で実感できます。
見といて絶対損はないので、岩に興味のある人もない人もぜひ一度は見といて下さい。

 

次回はこの東尋坊のすぐ近くにある雄島を見ていきます。
ここは東尋坊とはまた違った岩が見られる名所。
岩石マニアには胸わくわくのワンダーランドです!

 

 

東尋坊

住所:福井県坂井市三国町安島 64-1

ホームページ:福井県観光連盟公式サイト

 

 

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