
金沢城 菱櫓
2018年09月06日

菱櫓(ひしやぐら)。
その名の通り「菱形の櫓」です。
ぱっと見分かりませんが、この建物、上から見ると見事な菱形をしています。
四角形であれば角90度ですが、この菱櫓は広角100度、狭角80度。
しかも建物全体だけでなく、柱までわざわざ菱形に仕立ててあるってんですから。
もう完全な”菱形マニア”(←?)ですな。
なんでわざわざ菱形に作ったの?ということですが。
まあ例によって資料が残っておらず、はっきりとしたことは分からないものの。
「威容」が大きく関わっていると言われています。
ナナメから見た場合、広角になっているので角90度よりも太って見えるのですよ。
だから貫禄が出る、と。
まあその分、反対側から見ると逆に痩せちゃうんですけどね。
さらに広く周囲が見渡せるため、軍事的にも有利で。
敵の侵入を防ぐのにも役立つ。
なるほどね。
ただわたしゃ土台の石垣が菱形だったから、建物もそれに合わせただけと簡単~に思ってますけどね(笑)。
現在の菱櫓は平成13年に復元されたもので、行ってみると分かりますがピッカピカ!
木造建築ということもあり、まだまだ新築の初々しい色ツヤを残しています。
中はそのまま隣の五十間長屋→橋爪門続櫓へと繋がっており、奥行きたっぷり。
もちろん上方向に登ることもできて、三層三階の最上階へ登ると見た目以上の高度感。
遠くお城の向こうまでざっと見渡せる、爽快な景色が楽しめます。
櫓もいいけど、天守はないの?と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが。
元々金沢城には天守がなく。
そう言う意味では、この菱櫓が実質的な天守。
まあ一時期あったにはあったらしいのですが、火事であっさり焼け落ちてしまい。
下手に再建すると、幕府から叛意ありとか言われてどんな目に遭うか分からんので。
作るに作れないまま、江戸時代が終了した、と。
そんな事情らしいです。
これ本当にもったいないなーと思うのですよ。
やっぱオラが村に天守がででーんとあるってのは、そこに住む人にとっては大きな誇りになりますからね。
あるとないとじゃ大違い。
欲しかったなー、でっかーい天守!!
前田の殿さまの。
意気地ナシーーーーー!!!!(←笑)
って事で、今後も金沢城に立派な天守が建つ事は永遠にないでしょう。
天守のない街、金沢。
加賀百万石なんてたいそうな看板掲げてても。
意外と肝心なツボを外しているのです・・・(涙)。
金沢城公園
住所:石川県金沢市丸の内1番1号
TEL:076-234-3800
関連タグ >> お城 金沢城
データベースの接続に失敗しました。