
ハニベ巌窟院 エントランス編◆水子供養にこだわる理由はコレです
2022年03月30日

石川県の誇る珍百景、ハニベ巌窟院。
以前の記事で、大まかな成り立ちと概要については書きました。
今回改めて、現場の様子を詳しくレポートします。
いやマジね、すげーんですわココ。
もー夢に出るくらいすげー。
そのくらい強烈なインパクトのある珍スポットです。

まずは全体図。
入口正面をどーん!と飾るのは(頭だけの)大仏さま。
これだけでも見る価値アリ。
そのすぐ裏の山の中腹には水子地蔵堂と呼ばれる小さなお堂があり、そのちょっと上くらいに自然陰石。
さらに登ると隆明殿という二つ目の建物があり、そこを抜けると問題の(?)洞窟の入口が現れます。
スタスタっと歩くと30分もかからない程度の広さ。
ただね、密度はメチャメチャ濃いですよ。

改めてスタートの(頭だけの)大仏さま。
暴力だわ。
もー暴力だわ、このビジュアル。
このサイズがすぐ真上にでーん!とある緊張感。
うおー!頭突きされたらどうしよう?的な謎な恐怖に襲われます。
頭の固さに自信がない人はヘルメットを着用してください。(※頭突きはされません)

この(頭だけの)大仏さま、下が部屋になってんですよ。
室内の様子はこんな感じ。
緑色のナンカがずらーっと並んでいます。
これ全部、水子地蔵。
なんらかの事情で生まれてくる事のできなかった水子達の御霊を、こうして供養しているのです。
どことなーく湿っぽい感じがするのは、生んであげる事ができずに子供を失った親達の悲しみですかね・・。

その横にはちゃんと体が全部ある大仏さまがどーん!
ただサイズは先の(頭だけの)大仏さまよりグッと小さくなります。
この像、多分先に見た(頭だけの)大仏さまの完成版イメージモデルでしょうね。
よく見比べると所々細かな違いはあるものの、顔立ちや妙に張った肩のライン、衣のシワの具合なんかがソックリ。
もし(頭だけの)大仏さまが完成したら、これの33メートルサイズのものが出来上がるって事なのでしょう。
まあ出来上がる事は永遠にないだろうけど。

そのまま苑路に沿って進むと、小さな池が現れます。
池の上には横断用の反り橋。
ただ見て欲しいのは池じゃありません。
橋でもありません。
橋の手前にあるコレです。

逆立ち狛犬~♪
後ろ脚は宙に浮いてないけど、これも立派な逆立ち狛犬。
ケツ上げ系ですね。
いつ見ても素敵だわ~逆立ち狛犬。
これ見付けちゃうともーわくわく止まらんですわ!
ガンバレー!逆立ちー!

その池の先にある階段の途中にお堂がひとつ。
水子地蔵堂です。
名前から分かる通り、ここも水子を供養するためのお堂です。
恐らく先に見た(頭だけの)大仏さまの部屋が手狭になり、追加的に建てたのでしょう。

入って真正面には都賀田勇馬(つがた ゆうま)作の地蔵菩薩像。
都賀田勇馬ってのはこのハニベ巌窟院を作った人ですね。
背景の画は洋画家である松本昇(まつもと のぼる)の作。
水子の霊が天で幸せに遊んでいる様子が描かれています。
幻想的ですね。
夢の世界と言ってしまえばそれまでですが、でもやっぱ親としては願いますわね、あの世での幸せ。
そんな想いが画面の中から伝わってくるようです。

ところで不思議に思いません?
なんでこんなに水子供養にこだわるのか?
これね、ちゃんと理由があるんですよ。
それはこのすぐ先にある石。
「自然陰石」と呼ばれるでっかい岩に由縁があるのです。

これがそれなんですけどね。
なんとなーく分かりますかね、女性の陰部に似ているのが?
それゆえに受胎や出産のご利益があると信じられ、ひるがえって母性の宿る岩としての信仰が生まれたのです。
それが現在の水子供養へと繋がったんですね。
愛ですな、愛。
子供を幸せにするのはいつだって親の愛なのです。

そしてこの先にいよいよメインイベントの巌窟院が現れます。
が、次回はその直前にある広場と隆明殿のお話をまず先に。
ここもね、何気に面白いモンがいっぱいあるんですよ。
ではまた次回!
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