彦根城 太鼓門櫓~本丸 ついに登場!ひこにゃん!
2021年04月19日
彦根城レポート、前回は天秤櫓までをお届けしました。
今回はさらにその先へと進みます。
天秤櫓の門を抜けると、道は左に折れ、緩やかな坂道となります。
その途中にあるのがこの「時報鐘」。
鐘楼ですね。
ここでは毎日5回、スタッフの人がゴーンゴーンと鐘を突きます。
ここで思い出して欲しいのが、前回記事の鐘の丸の話。
かつてあそこに鐘楼があったけど、後に移設したって話しましたよね?
その移設先ってのがここなのです。
ただあったものをそのまま移したかって言うとそうでもないらしく、この時鐘が新調されています。
しかもその際、音を美しくするために大量の小判を一緒にぶち込んで鋳造したんだとか。
ホントかな?
本当だとしても、絶対意味ないよな(笑)。
その先にあるのが、本丸への最後のバリケードとなる太鼓門です。
その名の通り、かつては太鼓があったらしいです。
門の前はガッツリ枡形(ますがた・クランク)。
敵はここで一旦足止めされ、その間に3方向から雨のような攻撃を浴びる構造となっています。
攻め手にすれば地獄ですな!
門の脇にはお決まりの鏡石。
城主の権威を見せつけるための石ですね。
これがデカけりゃデカいほどスッゲー!って事になります。
でもここのは比較的おとなしめですね。
もっとデカい石を据えてる城なんてゴロゴロあるし。
例えばこちらは富山城の鉄門(くろがねもん)の石垣。
ひときわサイズの大きな石が鏡石です。
これ、デカいですよ。
軽く大人の身長くらいはあります。
トラックもクレーンもない江戸時代にこんなのどうやって運んだんでしょうかね?
やっぱ根性ですかね?(※根性では無理)
さらに変わってるのが裏側からのこの眺め。
上部に吹きさらしの廊下があります。
裏側なんでそんなに防御は意識しなくてもいいんですけどね。
それでも廊下ってのは珍しい。
何の意図があってこうなってるのかは不明で、一説には太鼓の音が通りやすいようにとも言われていますが、やや決定力不足。
未だ真相は謎のままです。
こちらは門の下からの眺め。
粗く成形された木材が縦横にビシッ!
よく見ると使ってる木がバラバラですね。
明らかな使い回しの寄せ集め。
この時代、材木ってのはものすごく貴重品でした。
新材なんか調達しようとすると、めちゃめちゃコストがかかったんですね。
なのでこうやって他から引っ張ってきた部材を使い回して使用したのです。
この門は他の城からの移築と言われていますが、多分移築前には既にこんな状態だったのでしょう。
そしていよいよ本丸です。
本丸とは城の中心となる広場。
もちろん天守もあります。
やっぱ天守があると締まりますわね~空気が。
貫禄ハンパない!
ホント天守のあるお城ってうらやましい。
金沢城にも天守閣欲しかったーーー!!!
とりあえず天守は後にしてそのままスタスタ進むと、端っこにちょっとした広場が見えてきます。
こちらは「着見台(つきみだい)」と呼ばれる場所。
かつて着見櫓という2階建ての櫓が建っていて、明治時代まではあったそうなのですが、取り壊されてしまって今はご覧の通りガランと広場があるだけ。
残念!
でもここからの眺めが爽快でしてね。
高台になってて、一面ぱーっと見渡せます。
特に天気のいい日は最高ですよ!
そして何と言っても本丸最高の目玉と言えば、そうコレです。
ひこにゃんワンマンショー!!
毎日13:30になると現れます。
くまモン・ふなっしーと並ぶ、ゆるキャラビッグスリーの一角、ひこにゃん。
その雄姿(?)がここで見られるのです!
はい登場、ひこにゃ~~~ん♪♪♪
なんだよ、この心くすぐっちゃうポーズ?
刺激的過ぎだろ!?
おぢさん、思わず鼻血出そうだよ!
着ぐるみだから結構でっけーのに愛らしいって、これどういうコトよ?
ひこにゃん、ハートに刺さり過ぎだろ!
とか思って写真撮りまくって家帰って確認したらすげー枚数になってました。
アホだな、わし(笑)。
ご覧ください、この人だかり。
この日は平日だったので、これでもまだ少ない方。
休日なんかだともっとうじゃうじゃ集まります。
うーん。
アホってわしだけじゃないんだな(笑)。
はい、今回はここまでです。
次回、ついにクライマックスである天主閣のレポートとなります。
なんたって国宝ですからね。
江戸時代から残る本物の天守閣ですからね。
空気が違う、威厳が違う。
その辺りの雰囲気まで伝わるよう、レポートバリバリ頑張ります。
関連タグ >> お城 彦根城 国宝
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コメント
1.ひこにゃんの
こんばんは。
1度だけ彦根城の天守に行った事あります。
坂や石段を上るのが大変でした。
ひこにゃんのショーも見て、名刺ももらいましたよ!
ふくもっちゃん 2021-04-19 22:07:11
>> このコメントに返信
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