
東香山 大乗寺 黒門編 ◆「金獅峰」ってどういう意味?
2020年05月27日

修行!修行!修行!
修行大好きなお寺、大乗寺(だいじょうじ)。
宗派は曹洞宗。
曹洞宗は言わずと知れた禅宗であり、禅宗と言えば座禅修行。
年がら年中座禅三昧の座禅LOVE♪
そんな宗派。

入口にいきなりずらりと並ぶのは六地蔵。
頭に丸い後光を乗せ、直立不動で衆生を見つめます。
結構デカいのですわ、このお地蔵さま。
台座が高いせいもあるかもしれないけど、妙に圧が強くて、しかもそんなのが6体も並んでて。
チョイ引き。
お地蔵さまってやっぱ、粗末なお堂にちょこんと収められてる60センチくらいのものが、どこか親近感が持てて好きだな~。
あんまりデカいと近寄りがたいですわ。

ここからお寺の内部に入っていくのですが、まず先に全体の伽藍構成を紹介しておきます。
既に見ていただいた入口を通り参道を100メートルほど進むと、ひとつ目の門が現れます。
ここが総門。
その総門をくぐりL字のクランクを抜けると朱塗りの門が現れます。
この門が山門であり、ここがお寺の正門となります。
その山門を抜けると正面に仏殿があり、その仏殿を挟んで回廊が左右に走ります。
左は行き止まり(正確には一般参拝者進入禁止)、右は法堂へと繋がり、ここがゴール。
その奥にもいくつかお堂があるらしいのですが、そこは完全にお寺のプライベートスペースになってて入れません。
ではひとつひとつ見て行きます。

こちらが総門。
別名黒門とも呼ばれています。
すごいですわな、この重量感。
なんたって屋根がデカい!
ずし・・・・と押し潰されそうなほどの圧力。

門の形式としては薬医門。
前面に主柱となる鏡柱を2本据え、後ろに控え柱を2本備えた四脚型です。
屋根はこけら葺き。
天然素材なので周囲の木立を邪魔することなく、自然の中にきれいに一体化しています。

その両脇には土塀。
門と同じくこけら葺きの屋根を乗せ、白いラインを左右にざっと伸ば・・・しません。
途中で切れてます。
なぜか?

この門、実は移築されています。
つまり昔の建物の断片なんですね。
なので中途半端に塀が途切れちゃってるのです。
大乗寺は過去3回引っ越しをしておりまして(野々市市→金沢市本町→金沢市本多町→現在地)、この地に堂宇を構えたのは江戸時代前期の1697年。
その最後の引っ越しの時に前の建物から持ってきたのが、この門なのです。
多分いい門だから潰したくなかったんでしょうね。
最初に建てられたのは1665年で、このお寺で一番古い建物と言われています。

門の入口上にはででーん!と扁額(へんがく)。
『金獅峰(きんしほう)』としたためられています。
金獅峰とは大乗寺の山号です。
山号とはお寺の名前の前に付く山の名前みたいなヤツです。
延暦寺なら「比叡山」、金剛峯寺なら「高野山」。
麦わらのルフィで言えば「麦わらの」の部分ですね。(←それは違う)
現在の大乗寺の山号は「東香山 (とうこうざん)」とされており、金獅峰は昔使われていた山号とされています。
ちなみに金獅峰の意味は、このお寺で厳しい修業を修めた僧侶を金の獅子と見立て、そんな獅子を生み出す山(峯)、という所から付けられれたんだそうです。
気合入ってますな(笑)。
この扁額、あとでもう1回登場します。
ちょっと頭に置いといてください。

今でも厳しい修行が日々行われている仏教道場大乗寺。
今回はそのエントランス部分のお話でした。
次回はいよいよ寺内に入っていきます。
そしてアレが登場します。
このお寺最大のインパクトである、あの赤いスゴイやつ。
見てるだけで燃えますゼ~~~~!!!!(←?)
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