店主たみこの観光案内ブログ

輪島キリコ会館 祭りにかける熱い熱い能登人魂を体感せよ

2024年08月03日

輪島キリコ会館の外観

 

お祭り大好き能登人。
そんな能登のお祭りの象徴であるキリコを大量展示している施設が輪島キリコ会館です。

 

カッコイイですよー、キリコ。
能登人魂と高度な工芸技術の結晶。
熱いエネルギーがギンギン飛んで来るようです。

 

輪島キリコ会館の見取り図

 

会館の見取り図。
カクカクした半円状の展示室となっています。
入口側に小・中サイズのキリコ、その先にビッグサイズのキリコ。

 

主役のキリコもいいけど、照明の使い具合が絶妙でね。
ちょっと異世界的雰囲気。
幻想感満点な雰囲気の中でキリコを鑑賞できます。

 

ズラリと並ぶキリコ

 

いきなりズラリと並ぶキリコ・キリコ・キリコ。
20基くらい並んでたかな?
壮観です!

 

装飾が見事だわな。
漆、金工、木工、彫刻等の技術がドッキングした、総合芸術品。
こんなのかついでみんなで騒げば、そりゃ盛り上がりますわな。

 

キリコの搬入口

 

これらのキリコ、ほぼ現役です。
なのでお祭りの日はここから運び出す必要があります。
え?こんなデカいの出し入れできんの?って事ですが、ちゃーんとあります、それ用のデカい搬出口が。
それがこちら。

 

楽だわな、これだったら。
基本、キリコってのは毎年祭りのたびに組み立てて、終わるとバラして片付ける、の繰り返し。
でもこれだったらいちいちそんな事やんなくても、完成形のまま一年中置いとける。
運営大助かりです。

 

巨大なキリコ

 

改めて館内の眺め。


どどーん!と並ぶ3基のデカキリコ。
手前から順番に「蒙福徳(もうふくとく)」「美気哉(うつくしきかな)」「歓無極(かんむきょく)」。
サイズは全高12.3メートル、12メートル、12メートル。
今じゃ電線の関係で使えなくなったけど、昔はこんなのが町中をズンズン練り歩いたんだそうで。

 

スゴイなー。
強烈な迫力だったろうなー。
こんなデカいのが動く姿、ぜひ見てみたい!

 

祭りの様子を投影する壁面スクリーン

 

壁面にはお祭りの様子を投影。
まるで今そこでお祭りが進行しているかのような臨場感。

 

いいわね、お祭りって。
みんなで集まって、息を合わせて大声出して、えっさえっさとキリコかついで。
楽しいだろうな~。
わたしそんなん経験した事ないから羨ましいわ。

 

2階から見下ろすキリコ

 

このキリコ、2階から眺める事もできます。
上から見下ろすとあのデカかったキリコがこじんまりと見えて、また違った印象。

 

これはこれで美麗ですね。
全体がバランスよく見えることで、余計にそのプロポーションの美しさが際立って。
日本人の祭りに対する美意識の高さが伺えます。

 

輪島キリコ会館の川尻松明

 

展示室を出て階段をトコトコ3階まで上がると別室に出ます。
そこによー分からんモニュメントが突然ニョキっと出現。
下を覗くと1階から一直線に伸びていて、その高さ何と16メートル!

 

これ、祭りに使われる松明で、笠の部分に火を点けます。
つまり頭上16メートルで炎が燃え上がるのですが、これがまーヤバイ。
上から火の粉がボロボロと落ちてくる!
でもそのデンジャラスさが逆に気分を盛り上げ、能登人のお祭り魂を煽りまくる。

 

興味のある人は「重蔵神社 川尻松明」のキーワードで動画をググってみてください。
ガチのヤバさです。

 

輪島キリコ会館の売店

 

出口には売店。
能登のご当地アイテムがアレやコレや並んでいます。
記念にお土産を、って人はどうぞ。

 

オススメは塩かいしるですかね。
特にいしる(イワシの内蔵で作った醤油)はいいですよ~。
クセの強さがクセになって、一度取り付かれたらもう手放せません!

 

御神輿

 

能登のキリコが年中見られる輪島キリコ会館。

 

楽しいです。
お祭り気分全開になれます。
能登人が古より培ってきたお祭り大好き魂、どうぞ存分にご体感ください。

 

実際にお祭りの様子を見てみたいって人は、その時期に合わせて来るってのも手です。
生で動くキリコの姿もいいですよ~。



※このレポートは震災前に訪問した時のものです

 

 

輪島キリコ会館

住所:石川県輪島市マリンタウン 6-1

TEL:0768-22-7100

ホームページ:輪島キリコ会館公式サイト

 




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