
塩の駅 輪島塩 海水を上手に撒けたら才能アリ
2023年06月17日

輪島塩。
揚げ浜式塩田という恐ろしく手間のかかる、昔ながらの手法で作られた希少な塩です。
そんな輪島塩の製造現場が見られるのが塩の駅輪島塩。
能登半島の海岸線沿いの道を走っているとひょこっと表れます。
味があるんですわ、ここが。
機械ゼロ、テクノロジーゼロ。
昔ながらの光景が今も現役での~んびりと稼働しています。

がぼーん!と立てられた大きな鉄鍋。
大正初期に作られたもので、直径1メートル以上あります。
塩釜って事なので、この鍋で海水をぐつぐつ煮て製塩していたようです。
えらい浅いわね。
水が減ったら途中で継ぎ足し継ぎ足ししてたのかな?
詳しい製塩プロセスは不明。

その隣には塩田。
ここに海水をぶわー!と撒いて塩を作るのです。
・・・と言いたい所ですが、この塩田、観光用です。
ここで海水撒き体験ができるのです。

こちらがその海水撒き体験セット。
水面にぷかぷか浮いてる桶に海水を汲んでぶわー!と撒くのです。
これがね、難しいんだわ。
係の人がお手本にやってくれるのを見るとすごく簡単そうに思えるんだけど、実際やってみると全然上手くいかない。
ありゃ!?みたいな。
やれそーでやれないもどかしさ。
スッゲーかっこ悪いよ(笑)。

その向こうには本物の塩田。
ここに海水をぶわーっと撒いて乾かして塩を作るのです。
ただ手撒きではなくホースでじゃばー!
流石に今じゃもう手ではやんないようです。
ちなみに海水撒きは午前中のそれも早い時間。
どんな風にやってんのかなー?って興味のある人は早朝に行ってみてください。

こちらは午後、乾いた砂を集める様子。
こうして塩をたっぷりと含んだ砂を中央に集め、沼井(ヌイ)と呼ばれる囲いに入れ、上から水を注ぎ、出てきた超高塩度水を釜に運んで煮るのです。
多分採算合わんだろね、こんな事やってたら。
それでもやってんのは観光事業だからでしょう。
要はパフォーマンスですな。
とは言え赤字じゃ続けられないから、ひょっとしたら県から文化保全名目の補助金なんかが出てるのかも?

塩田の背後には釜屋なんて部屋もあります。
超高塩度水を釜でグツグツ煮るための場所です。
なんか前時代的だわな。
カネさえかければいくらでもオートメーション化できると思うんだけどね。
でも機械で全部やっちゃったら味も素っ気もなくなるし。
敢えて昔ながらのしんどいやり方でやってんでしょう。

こちらがその釜。
これでひたすら煮る事、実に12時間。
熱いわ暑いわで、そりゃもー大変な重労働だそうです。
こんなの真夏にゃとてもやってられんなとか思うかもしれませんが、実はこれをやるのは真夏です。
だって気温の低い冬場は塩田が使えないから(砂が乾かないので)。
つまりクソ暑い夏場こそ製塩の最適シーズンなのです。
地獄だな(汗)。

こうして作られた塩、併設されている売店で買えます。
能登の塩、どんな味すんだろー?って人はこちらでご購入ください。
他にも能登らしい土産物がぽつぽつ。
気に入ったのがあったらジャンジャン買ってあげて下さい。
アナタのお買い上げから生まれる利益が製塩の伝統文化を守ります。

江戸時代より続く揚げ浜式塩田の雰囲気が味わえる塩の駅輪島塩。
楽しいですよ。
特に海水撒き体験は絶対必須、心行くまでざばー!と撒きまくってください。
多分上手くいかないと思うけど、なぜかスカッとします。
なお予約さえすれば塩づくり体験やマイ塩ブレンド体験なんて企画もやってます。
興味のある人はこちらもどうぞ!
データベースの接続に失敗しました。