店主たみこの観光案内ブログ

杉谷山 瑞泉寺 後編 一番見せたい部分が撮影不可でスミマセン・・・

2023年04月01日

瑞泉寺の本堂

 

伽藍のサイズとクオリティが強烈に超絶なお寺、瑞泉寺(ずいせんじ)。
前回はそんな瑞泉寺の山門を中心としたエントランス部分を見てきました。
今回はいよいよお寺内部、本堂へと話は進みます。

 

ここの本堂もね、立派なんですわ。
先に見た巨大な山門に全く引けを取らない立派な体躯。
ずっしりとした重量感で訪問者を迎え入れます。

 

本堂の軒下

 

軒下にはズラズラーっと木彫刻。
彫刻の街、井波の真骨頂とも言える作品が並んでいます。

 

本当はもっと寄って撮影したいんですけどね、なにしろ位置が高い。
身長5メートルくらいないと全然カメラが届かない。
なので詳細が不明。

 

うーん・・・もっと身長が欲しい・・・あと5メートルくらい・・・。

 

本堂内部

 

中にはご本尊のゴールデン阿弥陀さまがでーん!
しかもそれだけじゃありません。
金細工を施された極彩色の欄間がでん!でん!でーん!
息を飲むような天上世界がばーん!!!

 

見せたいーー!!
この素晴らしい作品群をひとつひとつ紹介したいー!

 

でもご覧の通り撮影禁止との事なので不可。
どうしても見たい人はお手数ですが現地まで行ってご観覧ください。
見て絶対損はしません。

 

瑞泉寺の太子堂

 

その隣には太子堂。

 

これまた立派じゃないですか。
水平性を強調した二重の反り屋根、正面の向拝には格調高い唐破風。
全体的なプロポーション、バランスも素晴らしく、まさにそびえ立つ芸術。

 

これもカネかかっただろうな~。
どこから出たんでしょうかね、この資金?
お寺のどっかに埋蔵金でも隠してあんじゃないの?

 

太子堂の軒下の枓栱

 

ここで見て欲しいのが屋根下の枓栱(ときょう)。

 

どーよ、このしつこさ?
山門にあった枓栱もしつこかったけど、ここはさらにその上。
もうアホかってくらいビッシビシに敷き詰めてあります。

 

狂気ですな、狂気。
ここまで来るともう完全に狂気。
今で言う「ヲタク」ですわ、こんなの作るの。

 

太子堂軒下の彫刻

 

軒下にはギンギン映えまくりの木彫刻。

 

一般的なお寺だとここには素っ気ない蟇股(かえるまた)がチョンと乗っかる程度なんですけどね。
井波職人の魂がそれを許さないんでしょうね。
素晴らしい芸術作品がばーん!

 

これ買うと高いよ~。
手彫りの1点ものだからね。
恐らく1体で数百万。
そんなのが建物のアチコチにゴロゴロあるんだから、もー何て言うか、完全に浮世離れしてますな。

 

太子堂の室内

 

こちらは堂内撮影オーケー。
室内の様子はご覧の通りです。

 

スゴイでしょ、欄間が。
1枚の板を彫り抜いた入魂の作品がズラリ。
1点1点の完成度、レベルがハンパない!

 

お寺っちゅうか美術館ですな、ここまで来ると。
でもね、先に見た本堂の欄間はキンキラキンに彩色されてるからもっとスゴイですよ。
あーーー見せられないのが残念!!

 

黄金の宮殿

 

奥の内陣の中央には黄金の宮殿(くうでん)。
扉が閉じられてて内部が見られませんが、中には聖徳太子像が納められているそうです。
見せない仏、いわゆる「秘仏」ってヤツですね。

 

わたしいつも思うんですけど、「見せない」事に何の意味があるんですかね?
見せてナンボじゃない、仏像なんて、だって見てもらうために作るんだから。
それをなんでわざわざ隠す必要があるのか?
全く意味が分からん・・・(悩)。

 

前立ちの太子像

 

そんなへ理屈をコネるうるさい人のためにこんなのもあります。
「前立ちの太子像」。
宮殿の中にあるオリジナルを写し取って作ったコピー品です。
本物は見せれんけど、代わりにこれ見てガマンしてくれって訳です。

 

結構シンプルなのね、太子像。
えらい子供っぽいのは実際モチーフが子供時代だからで、太子2歳の時をイメージしているそうです。
伝説によると、たった2歳で合掌して「南無仏」と唱えたんだとか。

 

いや、いや、いや、いや・・・あり得ん(笑)。

 

瑞泉寺の宝物殿

 

そして最後の宝物殿。
木が邪魔で建物の全貌が分かりませんが、八角形をしています。

 

なおこの建物だけ鉄筋建て。
なので少々チープな印象。
でもね、中はスゴイんだ。
ヨダレだらだらの寺宝がズラリ。

 

・・・なんだけど、例によって内部は撮影不可。
見たい人は直接現地でご覧ください。
マジでスゴイですよ!

 

瑞泉寺の入口

 

見所いっぱいの瑞泉寺。
でも写真撮らせてくれない瑞泉寺。
ちょっとケチなお寺です。

 

ただね、別に写真撮るためにお寺参る訳じゃないからね。
見てください。
生で見て下さい。
素晴らしい彫刻作品の数々を直にその目で見てください。
もーね、感動で涙うるうるキますよ!

 

井波の職人技に拍手。

 

 

杉谷山 瑞泉寺

住所:富山県南砺市井波 3050

TEL:0763-82-0004

ホームページ:瑞泉寺公式サイト

 




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