
本願寺吉崎別院(西別院)山門・本堂編 極楽浄土がここにありマス
2022年11月22日

蓮如を顕彰する蓮如上人記念館のすぐ近くにある地味~なお寺、本願寺吉崎別院(通称西別院)。
創建に関する詳細は不明ですが、元々修行道場だった所が江戸中期にお寺になったようです。
ここがね、なかなかい~んですわ♪
それほど広いお寺でもないんですけどね、何気に見所いっぱい。
そんな本願寺吉崎別院の様子を今回から2回に渡って見ていきます。

いきなりガッコーン!とそびえるご立派な山門。
その名も「念力門」。
この門、1591年(江戸時代が始まるちょっと前)に豊臣秀吉が京都の西本願寺に寄進したものとされています。
それを昭和24年に解体し、ここまでエンヤコラと荷車で引っ張ってきて再築したんだとか。
この説明が事実だとすると、実に431歳!
確かに近くで見ると疲労感がひどく、あちこちボロボロになっています。

門扉なんか穴だらけ。
穴が開いていない所も蹴ったら一発でブチ抜けそうなくらいヘロヘロです。(※蹴ったらダメよ)
普通は修繕するんですけどね。
でもこのお寺、メチャメチャお金がなく、その修繕費が工面できないんだそうで。
おかげでご覧の状態。
半分廃墟みたいな感じです。

脚部の仕立てなんかもカッコイイんですけどね、ここもボロボロ。
彫刻の細工はエッジを失ってずんぐりと丸くなり、柱なんか明らかに疲弊して細くなってて。
倒れるぞ、マジで倒れるぞ。
今の内にしっかり補強・修繕しとかないと手遅れになるぞ。
・・とは言っても、先立つものがなきゃどーもならんし。
難しい問題じゃ。

その山門の先にあるのが本堂。
堂々たる体躯でどーん!と建っています。
貫禄あるわね。
サイズ・重さ・色、全てが圧巻の迫力。
お寺の心臓部にふさわしい、力強いマスクです。

本堂は解放されていて、出入り自由。
早速入場・・・・する前に柱をチェック!
何気に角柱と丸柱の2種類が使われています。
これ、お寺建築のセオリー。
よく見ると建物外周の軒下部分が角柱、室内を囲む部分が丸柱となっています。
これは丸柱で囲まれた部分を聖域と見なしているという事を意味します。
仏の鎮座するエリアを高級な丸柱で固め、場の格を高めているんですね。

中に入ると突然広がる大空間!
キンキラキンキンの金箔フラッシュが強烈なビームをズバッ!と放ちます。
実際ね、スゴイですよこの一面を覆うエネルギー感。
うわー!クるわ!クるわ!仏のパワーがクるわーー!!みたいな。
ぶっ倒れるほどの迫力です。

天井は格式高い格天井。
これも仏に対する敬意ですね。
仏さまのあらせられる場所は常に最高最上位でなければならないのです。
しかもね、面積がデカいんですわ、建物自体が大きいから。
だから余計に重量感が格別。
仏の力が天からも押し寄せて来るようです。

そしてこの呆れるほどにド派手な装飾よ。
透かし欄間にコッテコテの金。
目がくらむほどのシャイニングゴールド!
実際こんなんらしいです、極楽浄土。
阿弥陀経という経典によると、樹々も宮殿も天空も、金銀・瑪瑙などの七宝でピッカピカに荘厳されているんだそうで。
そりゃー異次元級(実際異次元なんだけど)の派手さなんだとか。

ご本尊の祀られている内陣もこんな状態。
ピッカピカのキンキラリン。
これももちろん極楽浄土の表現。
行ってみたいな、極楽。
なんかめちゃめちゃパラダイスだわ。
もっとも「イイ人」しか行けないので、わたしにゃ無理だけどね。(←とても悪い人)

極楽浄土の一端が見られる本願寺吉崎別院の本堂。
心洗われますよ。
仏への信心が生まれますよ。
今日からお経でも唱えようかって気になりますよ。
極楽浄土へ往生したいと願う人、まずは場の雰囲気だけでも味わいに来てください。
次回は本願寺吉崎別院の中宗堂、及び資料館を見ていきます。
特に資料館はお宝ザックザクでヨダレが止まりませんよ!