ひみの海探検館 氷見港にある氷見の漁業文化を学べる場所
2022年02月12日
氷見の港の一角にある『ひみの海探検館』。
一昨年6月にリニューアルオープンした、氷見の海について学べる施設です。
平地が少なく海洋資源が豊富な氷見は、必然的に漁業を産業の主軸として発展してきました。
目玉は何と言っても『氷見の寒ブリ』。
冬のブリは脂がノリノリにノってて、ンも~美味ぇ~のですよ♪
特にこの氷見港から水揚げされる寒ブリは絶品で、毎年その時期になると必ずニュースで取り上げられます。
全国的にも有名なので、ご存知の方も多いでしょう。
まずは館内マップから見ていきます。
港の廃倉庫をリフォームしたと思われる展示スペースはバカッ広。
はっきり言ってスペース余りまくってます。
そんな過剰スペースを「VRシアター」「ハンズオンひみ」「ARストリーム」「ひみの漁業」「ひみの食文化」の5つのエリアに区切って展示が行われています。
入ってまず最初に目にするのが、一番の目玉である「VRシアター」。
440インチの大スクリーンがどーん!と来場者を出迎えます。
いや、マジすごいですよ、このスクリーン。
でかい上に高精細で、臨場感が強烈なのですわ。
ガン!ガン!迫ってきます。
欲しいなー、うちにもこんなの!
置ける場所ないけどさ。(←?)
そのジャンボスクリーンを抜けると、突然の大空間。
どう?広いでしょ?マジで。
体育館ほどの広さがあります。
バスケットボールくらいは楽ぅ~にできるサイズ。
ただねその広さを持て余しちゃってて、思いっ切りガラーンとしてるのですわ。
先に見たシアターで予算全部使い切っちゃったんじゃないの?みたいな。
いや~アンバランス(笑)。
その先にあるのが「ハンズオンひみ」のコーナー。
触って遊んで理解できる、という趣向です。
コロナのせいで全部お触り禁止になってるけどね。
一番おすすめは左端のヤツですね。
タッチパネルで氷見の漁業文化についての説明映像が見られます。
これがなかなか上手くできてましてね。
以前から「富山湾は深い」「海洋深層水ってのが採れる」「魚がいっぱいいる」って知識だけはあったんですけど、それらの関連性が気持ちいいくらい分かりやすくまとめられています。
これは勉強になりますよ!
続いて館内中央の「ARストリーム」コーナー。
ここ何かと言うと、ポスターに印刷されているQRコードが専用アプリに繋がっていて、それを通して天井からぶら下がっている魚の説明が見られるのです。
ちょっとしたゲーム感覚。
小さなお子さんはこんなの喜ぶでしょうね。
ほら、このお魚ってこんな特徴があるんだよ~とか教えてあげたら結構盛り上がりそう。
天井を見上げると網がだら~り。
これ、定置網です。
多分ホンモノ。
デケーですよー。
こんなデケーの海の底に沈めときゃ、そりゃいっぱい魚獲れるわ、と妙に納得できてしまうサイズです。
ただデカ過ぎてね。
見通しが悪く、イマイチ実態がつかめない。
それを縮小模型で解説しているのがこちら。
先のVRシアターの裏にあります。
なるほど、コレなら一目瞭然♪
この画像で言うと、魚の入口は右側になります。
そこから中央に誘導され、最終的には網の中に取り込まれてざばっと捕獲される、という仕組みになっています。
上手く考えられてますわな。
ザ・漁業アートです。
こちらは「ひみの漁業」コーナーに展示されている和船「テンマ」。
テンマとはタコツボ漁や磯見漁などに使用された小型船です。
乗船自由で、勝手に乗って勝手に見学できます。
実際に乗ってみると分かるんですが、中は意外に閉塞感強め。
見た目以上の窮屈さです。
落ちたらやべーって心理が無意識に働くからですかね?
中にはこんな展示も。
オッパイ針。
コレ、恐らくは『そういう趣味を持つ人』専用に開発された針なのでしょう。
使用方法は不明。
『そういう趣味を持つ人』に聞いてみてください。
しょーもないツッコミ入れんでいい??(汗)
そして最後、「ひみの食文化」コーナー。
氷見の陸上、および船上での食の様子が紹介されています。
画像左側にあるのは窯ですね。
漁業の合間、これで漁師鍋をぐつぐつ焚いてみんなで食ったそうです。
美味かったろうな~、獲れたての魚をぶっこんで作った漁師鍋。
わたしサカナ大好きなんでね。
船の上で食う漁師鍋、1回味わってみて~な~♪
漁業を中心とした氷見の生活文化が学べる「ひみの海探検館」。
正直そんなに高密度じゃないです。
思いっ切りライトです。
でもそれゆえに楽というか、肩の力を抜いてゆる~く見て回れます。
氷見の港まで来たついでにちょっと寄って遊んで行くかな~、程度の感覚でお越しください。
なおここから遊覧船なんかも出ています。
オレは海の男、生の潮風浴びるぜーー!!って人はそちらもどうぞ。
関連タグ >> 美術館・博物館
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