東尋坊 奇岩編 恐竜が見えたアナタは東尋坊上級者
2021年12月27日
岩石の怪物、東尋坊。
幸せですゼ~♪
岩石マニアには無限大に幸せですゼ~♪
前回はそんな岩石にフォーカスして見てきました。
今回は奇岩の数々を見ていきます。
まずは東尋坊マップ。
海岸線はご覧の通りギザギザ。
このギザギザは全て岩でできています。
その所々に岩島が点在するのですが、この岩島が面白くてねー。
個別に見ていくとまー楽しい!楽しい!
大自然の生み出すザ・アートな造形がゴロゴロ見られるのです。
まずは1発目、ローソク岩。
中央に屹立しているヤツがそうです。
天頂に半円状の白い岩体がぽこっとあるのが多分火。
なんとなーくローソクに見えるかな?って感じです。
この半円上の岩塊の正体が謎なんですよね、現場まで行けないし。
多分堆積岩の残骸だと思うんですけど。
うーん、行って確かめたい!
2発目、軍艦岩。
名前のまんまですね、形が軍艦に見えるって岩です。
軍艦って言われりゃー軍艦に見えなくもないような、そうでもないような・・。
微妙ですな(汗)。
岩的には柱状節理(ちゅうじょうせつり・柱状の岩塊)じゃなくて方状節理(ほうじょうせつり・箱型の岩塊)に見えるんだけど。
上陸は不可。
どうしても行きたい人は泳いでください。
3発目、千畳敷。
ここだけやけに真っ平らなんですわ。
ホントに不自然なくらいに真っ平ら。
なんでここだけ?みたいな。
岩形としては板状節理(ばんじょうせつり・板状の岩塊)になってるようですね。
周りはみんな柱状節理になっているのに、なぜかここだけ板状節理。
なんでかね?
う~ん不思議・・。
4発目、そのすぐ側にある屏風岩。
見ての通り岩塊が板状にビシッ!と突き立っています。
貫入の痕跡ですね。
元々この地を構成していた凝灰岩の長細い隙間に、溶岩がグリグリっと入り込んだ時の形がそのまま残ったのです。
いや~ダイナミック!
5発目、ライオン岩。
これは後ろ姿。
どう、見える?ライオン?
無理矢理イメージすれば、なんとなーくライオンに見えなくもない。
手前が尻で、尻尾をくにゅっと曲げてて、向こうに頭や耳があって。
え?見えない?
よし、次へ!(←?)
6発目、恐竜岩。
ドコが恐竜?って思われるでしょう。
それはまーアレですわ、アレ。
ソコ!ソコ!ほらソコ!
分からん?
・・・・・・・。
スイマセン、実はわたしもドコが恐竜なのかサッパリ分からんです。
遊覧船の船頭さんの案内によると、白い岩肌の辺りが恐竜に見える「らしい」のですが。
ドコが?(汗)
7発目、夫婦岩。
多分左がダンナ、右がヨメさんです。
仲良く寄り添う岩と岩。
注目して欲しいのは岩の模様の流れ。
ここでは柱状節理で見られる縦状ではなく横状に流れています。
つまり岩質がガラリと変わっているんですね。
近寄ってみないとハッキリとは分からないけど、多分この辺りは堆積岩。
砂岩・泥岩の互層になっているのでしょう。
ほんの数百メートルほどの距離なんですけどね。
全く異なる岩の表情。
これも大地の神秘だー♪
8発目、そこから続く海蝕崖・海蝕洞。
すぱーっと横筋が走ってますわな。
典型的な堆積岩の模様です。
前回記事でも書きましたが、この辺り一帯は堆積岩が基盤になっています。
東尋坊の岩塊は、その隙間に後から溶岩が割り込んでできた局所的なもの。
つまり根本的に成り立ちが違っているので、この様に見た目も全く異なってくるのです。
最後に海から見た東尋坊の柱状節理。
ガッキーン!とそそり立つ、岩の柱。
岩場の上にいる人と比べれば、その超ド級のデカさが分かるでしょう。
とにかく桁違いにデカいのですわ、柱が。
こんな豪壮な柱状節理が見られるのは、国内でここだけ。
世界的にも3ヵ所だけなんだとか。
見応えありますゼ~!
楽しいし(←?)もう一発イキますか。
これはもうちょっと寄った位置からの柱状節理。
何回見てもスゲーわな、この眺め!
やや柱の角度が斜めになってますが、これは多分隆起の痕跡でしょう。
下からグググーっと持ち上げられて、でも上からはグググーっと押さえ付けられて、そのせめぎ合いで傾いてしまったと思われます。
数千万年前、こうして地面の下で壮絶な↑パワー×↓パワーのガチンコ合戦が繰り広げられてたんですね。
数々の奇岩が見られる東尋坊。
まー神秘ですわ!
とにかく神秘ですわ!
大地ってスゲーな、地球ってスゲーな、ってのが視覚で実感できます。
見といて絶対損はないので、岩に興味のある人もない人もぜひ一度は見といて下さい。
次回はこの東尋坊のすぐ近くにある雄島を見ていきます。
ここは東尋坊とはまた違った岩が見られる名所。
岩石マニアには胸わくわくのワンダーランドです!
関連タグ >> 東尋坊
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