
海王丸パーク 家族連れでも楽しめる海のエンターテイメントスペース
2020年09月16日

射水の港に、今は現役を退いたでっかーい帆船が停泊しています。
この帆船の名前が「海王丸」、そしてこの海王丸を中心に整備された公園が「海王丸パーク」です。
港ですんでね、ざーーっと平面。
吹く風涼やかで、潮の香りが心地良ーく鼻をくすぐって、陽光もどことなく強めで。
なんかバーケーション感いっぱい。
そんな雰囲気の場所です。

まずは全体の構図を見て行きます。
左手に大きな駐車場、その脇に飲食店やお土産物屋さんが軒を連ね、右側に向けて広場や交流センターなんかがあります。
メインの海王丸もこちら。
海王丸自体については次回レポートしますので、今回は公園の様子にフォーカスしてお伝えします。

駐車場で車を降りて海王丸に向かう途中、最初に目にするのがこちら、「恋人の聖地モニュメント」。
中央にハートマークをあしらった舵輪がなんやら謎に設置されています。
その先には海王丸。
要はこの舵輪と海王丸をバックに写真撮れ、とそういう仕掛けですな。
なんとご丁寧に自撮り用の台まで用意されています。
最近やたら多いですよね、この手の恋人の聖地アピール。
カップルでここに来たら幸せになれますよ~、とか、結ばれますよ~、とか。
ただまあ・・。
わたし関係ないしスルー。(←!)

そのままスタスタ進むと次に見えてくるのが「日本海交流センター」。
かまぼこ屋根のファサードで、青い空の下にすっとそびえています。
ここ何かというと、海洋文化への理解と知識を深める施設なんだそうで。
ここで言う「海洋文化」とは船の話なんですが、とりあえず中の様子を見てみましょう。

こんな感じね。
帆船の模型がズラズラズラーっと並べられています。
船マニアにはタマランでしょうな、この数。
こんだけ船の模型が一同に集まってる場所って、全国を見渡してもなかなかないでしょう。
しかもどれもクオリティが高く精巧に作られてて、リアルさ満点!
市販のプラモデル作る訳じゃないから、多分パーツひとつひとつから自力で作るんでしょうね。
これひとつ完成させるのにどのくらい時間がかかるのかな?
もう完全に「アート」ですわ。

そんな交流センターを抜けると目の前に大きな広場が現れます。
こちらはイベントスペース。
年に数回開催されるイベントがここを中心にして行われます。
その広場を囲むように伸びるのが「緑のパーゴラ」と呼ばれる回廊。
両端と中心に建物を置いて、ちょうど半円劇場みたいな形で広場を囲っています。
イベント時には観客席として使われるのでしょう。

そんな広場の片隅に面白いものが建っています。
時計台です。
別に時計台自体は珍しくも何ともありませんが、注目して欲しいのが文字盤。
なんかよー分からんデザインの造形が放射状に配されています。
これ実は船の通信に使われる国際通信旗の模様なんですね。
つまり船舶記号で作られた文字盤となっているのです。
なので見る人が見れば、「あ、1~12だ」とひと目で分かるのです。
興味のある人は時計台下の案内板を見てください。
詳しく説明されています。
なお柱部分に取り付けられている3つの印は「よい航海を」を意味するんだそうです。

さらに海際に行くと展望台なんかもあります。
長い階段をテクテク登った先に見えるのは、ダイナミックに広がる180度大パノラマの海!!(※横にスロープもあるので車椅子の人も登れます)
ここがい~い眺めでしてね。
海が青くて空が青くて、さーっと肌を撫でる風が気持ち良くて。
双眼鏡が設置されているので、海の向こうのさらに向こうの方までよーく見えます。
ぽっぽと航行する漁船の姿がな~んとも言えず平和ですよ!

あと子供用の遊具なんかもあります。
その名も「波のハンモック」。
ご覧の通り波型の通路を3列配し、その間をハンモックで繋いであります。
これは子供喜ぶでしょうね。
小学生くらいの子供ならきっとハートどきゅん!のスポット。
お子様連れの方はぜひ遊んでってください。
お父さんはめっちゃ疲れるだろうけど(笑)。

さらにこんなのも。
「ラジコン広場」。
これがまったく意味不明でして、なんでここで突然「ラジコン」なのか、謎、謎、謎。
公園の意図とまったくリンクしてない謎過ぎる施設。
でも。
おっさんひとり、めっちゃ楽しそうにラジコン走らせてました。
意外とやってみたら面白いかもしんない。

帆船海王丸を中心に構成された海の遊びスペース、海王丸パーク。
そんなに人が多い訳じゃないので、ゆっくり楽しめます。
ちょっと家族で出かけてみようって時にはちょうどいいかも。
バーベキュースペースなんかもありますし、遊ぼうと思えば丸1日でも遊べます。
自称アウトドア系ファミリーって方はぜひ一度行ってみてください。
次回は海王丸の様子をレポートします。
船内は公開されており、航海当時の姿がそのまま残されています。
ここも面白いですよー!
関連タグ >> 海王丸パーク 公園
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