店主たみこの観光案内ブログ

清澄山 西養寺 その3◆行方不明の普賢菩薩を探せ!

2020年08月22日

無量劫慈愛観音

 

アバウトとカッコ良さが入り乱れるお寺、西養寺(さいようじ)の様子を前回前々回と2回に渡って見てきました。
最終回である3回目は、お寺の裏側に回ります。

 

ここでまず目にするのがこちらの観音像。
台座には「無量劫慈愛観音(むりょうごうじあいかんのん)」と書かれています。
手に猫を抱え、足元には犬と猿、肩には鳥。

 

赤子を抱えた慈母観音ってのはあるけど、慈愛観音ってあんまりないパターン。
周りに動物を従えてるので、人間に限らず命ある全てのものを分け隔てなく深い愛情で包む観音さま、とそんなイメージでしょうか。


365日誰にも愛される事のないわたしにとって、ぜひ加護に預かりたい観音さまですな!(←?)

 

清澄山霊場十三仏

 

次に訪問者をズラッと出迎えるのがこの石仏。
傾斜の中腹に一列に並べられています。
脇に立てられている石碑には「清澄山霊場十三仏鎮座」の文字。
なんか仏さま大博覧会の様相です。

 

これらの仏像、一見同じものが並んでいるようですが、よく見ると一体一体違います。
どれがどれなのかは、台座の部分に彫られた名前で確認できます。

 

西養寺裏の仏像群

 

左から順番に

 

・虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)
・大日如来(だいにちにょらい)
・阿閃如来(あしゅくにょらい)
・阿弥陀如来(あみだにょらい)
・勢至菩薩(せいしぼさつ)
・観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)
・薬師如来(やくしにょらい)
・弥勒菩薩(みろくぼさつ)
・地蔵菩薩(じぞうぼさつ)
・普賢菩薩(ふげんぼさつ)※欠員
・文殊菩薩(もんじゅぼさつ)
・釈迦如来(しゃかにょらい)
・不動明王(ふどうみょうおう)

 

の合計13体。
如来5体、菩薩7体、お不動さんのみ明王。

 

なぜ普賢菩薩だけが欠けているのかは謎。
出開帳(でがいちょう・お寺の外へ持ち出すこと)でもしているのか、何かのアクシデントで破損したのか。
それとも複雑な人間関係(仏像関係?)に耐えられず家出しちゃったのか?
そこら辺はちょっと分かりません。

 

西養寺の西国三十三所観音

 

その十三仏の横にあるのがこちら。
ズラっと並ぶ観音さま・観音さま・観音さま・観音さま。
合計33体。

これらは西国三十三所(さいごくさんじゅうさんしょ)の観音さまですね。


観音さまってのは聖観音(しょうかんのん)を基本形に千手観音や十一面観音など、33の姿に変身して衆生を救うと言われています。
その33にあやかって、京都を中心とした近畿地方に点在する33のお寺をピックアップしたのが西国三十三所。
これらを全部回って観音さまに手を合わせることで大いなる功徳が得られ、死んだ後はつつがなく極楽浄土へ旅立てるという事らしいのです。

 

ただ実際そんなの全部回ってたら大変!

なんせエリアが広いですからね。
でもここに来ればそれが一発で終わりますよ、ってのがこのザ・観音ワールドなのです。

 

西国三十三所の名前

 

どれがどれかも大丈夫。
さっきの十三仏と同じく、ちゃんと名前が記されています。

 

ちなみに西国三十三所ってどこにあんの?って人はこちらのURLを参照してください。
一覧が見られます。

 

>> 西国三十三所リスト(Wikipedia)

 

西養寺の不動明王の祠

 

その西国三十三所観音の前に小さなお堂がひとつ。
中には不動明王の石仏が安置されています。

 

ここでなぜ唐突にお不動さまが単独で扱われるのかが謎なんですよね。
まるで道端で見かけるお地蔵さまのように、じ・・っと立っています。

 

他のは仏さまはみんなお友達と一緒にいるのに。
このコだけは独りぼっち。

 

可哀そう・・・・・(涙)。

 

空席の普賢菩薩

 

お寺の中だけでなく、裏まで面白い西養寺。
本堂だけ見て安心せず、忘れずに裏までしっかりと見て行って下さい。

 

それと行方不明の普賢菩薩さまは一体どこに行ってしまったのでしょう?
どなたか心当たりのある方がいらっしゃいましたら、ご連絡お願いします。

 

あなたのご一報が。
仏の世界を救いますよーーー!

 

 

清澄山 西養寺

住所:石川県金沢市東山 2-11-35

TEL:076-252-0532

 




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