
金沢城 鶴の丸休憩館
2019年10月12日

金沢城公園内で唯一ごはんが食べられる場所。
それがここ鶴の丸休憩館です。
完成は2017年。
それ以前にもここには休憩スペースがありましたが、建物の老朽化・および北陸新幹線開業に伴う観光客増加の受け入れのために新たに建て直したそうです。
「老朽化」って言っても、前の施設も十分きれいだったけどね。
建物は平屋建ての422平方メートル。
まあまあのサイズです。
平屋にしたのは目立たないようにするためでしょうね。
城址公園なのにお城より目立っちゃったら邪魔になっちゃいますから。
外装もそのポリシーに準じてて、地味。
正面は茶を基調に木の自然色でがっつり包み、周囲の景観に溶け込むデザインになっています。
裏っかわに回ると全面ガラス張り。
これはその先にあるお城の眺めを室内から楽しむため。
大画面のガラスを連続で配することで、ダイナミックな眺望が見通せます。
入口を入ると、左側が飲食スペース。
豆皿茶屋というお店が入っています。
ちょっとした喫茶店みたいな感じですかね?
地元石川の名産品や加賀棒茶・和菓子などが楽しめ、お城を眺めながらゆったりとくつろぐことができます。
ただまあこういう施設にありがちですが、少々お値段は高いですけどね。
右側はお勉強スペース。
金沢城の歴史をざっと俯瞰できるようになってます。
これがものすごく充実してまして。
デジタル全開!!
普通この手の施設って、展示室みたいな感じで案内板がずらずらっと並んでるだけなのですが、ここはタッチパネル。
動きます。
情報が動いて現れます。
だから触ってるだけで面白い!
構成は「城と庭の魅力発信ゾーン」と「歴史回廊ゾーン」とに分かれてて、それぞれ詳しい案内が見られます。
小さなテレビサイズのものから大型モニターまで色々。
特に圧巻なのが『金沢城歴史絵巻』。
これは大型のタッチパネルを壁に沿ってずらっと並べて、年表風に金沢城の歴史を辿れるというもの。
編年式に城を取り巻く事件や出来事が並記されてて、タッチするとさらに詳しい内容が表示されます。
まずは全体をざっと見通して気になる所を掘り下げて見るもヨシ、片っ端から表示しまくるもヨシ。
マニアから冷やかし(←?)まで幅広く楽しめます。
金沢城の鶴の丸休憩館。
休憩館という割には座って休める場所が少ないのが少々難点ですが。
だけど見所は十分。
金沢城は初めてって人は、まずはここに寄ってお城のポイントや歴史をざっくり頭に入れてから回ることをおすすめします。
疲れた人は普通に休憩を。
金沢は和菓子どころとしても有名です。
加賀棒茶と共に美味しい和菓子で一服ってのもいいですよ!
金沢城 鶴の丸休憩館
住所:石川県金沢市丸の内 1
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