コスモアイル羽咋
2019年02月09日
あなたはUFOの存在を信じますか?
わたしは半信半疑。
まあこれだけ広大な宇宙だから、地球以外に生命体のある星はきっとどこかにあるでしょうが。
そこから乗り物に乗ってわざわざこの地球までやって来てるのかと言われると、どーも、うーん・・・。
でも人間の想像をはるかに超越した科学力があっても決して不思議ではないわけで。
それならUFOの飛来も100%否定はできない事になり。
果たしてUFOは本当に地球に来ているのか??
そんな人類永遠の好奇心を地域興しに利用している町があります。
石川県羽咋(はくい)市です。
事の起こりは「限界集落を蘇らせたスーパー公務員」と呼ばれる高野誠鮮(たかのじょうせん)のひらめき。
「UFOで町興しできね?」という発想から始まりました。
元々彼の実家は羽咋にあるお寺で、一旦上京したものの、寺を継ぐために帰ってきたそうです。
ただお寺ではなかなか食べていくに厳しく、市の臨時職員との二束わらじで生活していました。
そんな彼の仕事が「町興し」。
取り立てて大きな産業も観光もない、片田舎の町である羽咋市の振興でした。
さーどうするか?
色々と調査を進める内にたまたま見つけたのがUFO(とおぼしきもの)が書かれた古文書。
かつてこの地には度々「そうはちぼん」が飛来していたという記述があったのです。
「そうはちぼん」とは鍋の蓋のような形をした仏具だそうですが。
そんなのがお空にふ~らふら。
これは使える!!
・・・と考えちゃうとこがスゴイわな。
そこから地道な「UFOの町羽咋市」アピール作戦がスタート。
地元の飲食店と協力してUFOうどんを作ったり、様々なあの手この手を使って、UFO気運を盛り上げていきました。
そんな活動がようやく実を結んだのが、1990年に開催された『第1回宇宙とUFO国際シンポジウム』。
市の予算や企業の協賛金数千万円を集め、9日間で5万人近い来場者を集めることに成功しました。
これを契機にUFO事業は一気に軌道に乗り。
1996年にはコスモアイル羽咋をオープン。
UFO産業(←?)のコアとなるテーマパークが誕生したのです!
メインテーマは宇宙開発。
展示室いっぱいに大きな宇宙探査機器がいくつもあって。
それも安っぽいレプリカではなく、ほとんどが実物あるいは予備機。
なのでリアル感ハンパない!
例えば旧ソ連のヴォストーク帰還用宇宙カプセルなんかはもうボッロボロ。
厳しい宇宙環境で活動し、そしてそこからブ厚い大気層を突き抜けて帰って来るのがいかに過酷な事であるかをまざまざと感じさせてくれます。
もちろんUFOネタもちゃんとあります。
と言うか、扱いは小さくても絶対そっちの方がインパクトは強烈。
中でも最強なのがロズウェル事件で回収したと言われる宇宙人の遺体模型。
これはテレビ局が番組作成のために制作したもので、さすがに実物ではありませんが。
腹の中の内臓まで忠実に作り込んであるという念の入れよう。
あ、ロズウェル事件って知ってます?
1947年にアメリカのニューメキシコ州ロズウェル付近でUFOが墜落し、それを米軍が秘密裏に回収したという事件です。
アメリカは今でもこの事件を公式には認めておらず。
事件の真相は闇のままです。
まあ単なる「都市伝説」ってヤツでしょうが(笑)。
そのすぐそばには来館者が書き残していったUFOの目撃情報を集めたスクラップブック。
ファイル5冊くらいあったかな、あっちでUFO見たとか、こんなUFOを見たとか、驚きのUFO目撃情報が大量に記録されています。
いやーさすがUFO博物館。
来る人もそういう人が多いのね。
って言うか。
みんな、ウソついちゃいけないぞ!(笑)
そんな夢いっぱいのコスモアイル羽咋。
真剣に宇宙開発の軌跡を学びに来るもヨシ。
UFOロマンを追い求めるもヨシ。
どうぞ思う存分宇宙とUFOと神秘のミステリーを楽しんでいってください。
あ、そうそう、館内にはアルバイトの宇宙人「サンダー君」がいます。
運が良ければ会えますので。
そちらもどうぞお楽しみに!
コスモアイル羽咋
住所:石川県羽咋市鶴多町免田 25
TEL:0767-22-9888
関連タグ >> 美術館・博物館
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