
正久山 妙立寺
2018年09月14日

日蓮宗妙立寺(みょうりゅうじ)。
通称「忍者寺」。
超有名なスポットなので、既にご存知の方も多いと思いますが。
このお寺、いたる所にカラクリが仕込まれているのです。
なんでカラクリだらけなのかは、謎。
そもそもこのお寺が建てられたのは1643年。
あの有名な天草四郎が大暴れした島原の乱のちょっと後くらい。
その後移転して、今ある場所へ。
実はこの辺の経緯がまた謎で。
なんで移転したのか、それ以前はどこに建ってたのか、全く記録が残っていないのです。
そして最大の謎はもちろん建物自体。
先述したとおり、そこら中にカラクリがいっぱい。
賽銭箱が落とし穴になってたり。
床板めくったら隠し階段があったり。
階段の裏側にヤリ攻撃できる空間があったり。
他にも切腹用の部屋(と言われている)があったり、(上がらせてもらえないけど)見晴らし用の望楼があったり。
金沢城まで続いている(はずがないけど)非常脱出用通路が掘られている井戸があったり。
この機能、お寺として必要なの?と首をかしげたくなる不思議な仕掛けや空間がいっぱい。
その理由として、様々な説や憶測が飛び交ってますが。
わたしの個人的な見解としては、単に作った人の遊び心だと思ってます(笑)。
見学は完全予約制となっており、事前に電話で問い合わせが必要(実際いきなり行っても入れてもらえない)。
指定された時間に受付を済ませ、しばらく待機。
1グループ20~30人程集まったところで、ガイドの付き添いに従って中に案内されます。
中での勝手な行動は禁止。
写真撮影も一切禁止。
あと未就学児は入場NG。
正直、結構制約多くて窮屈です。
そして拝観料1,000円。
1,000円です。
行くと分かるんですけど、このお寺人気あるのでかなり人来るんですわ。
このたくさんの入場者全員から1,000円ずつ回収したら、いい金額になるなーと。
下世話な計算をするのはわたしだけじゃないはず。
しかも宗教法人だから、なんぼ儲けても税金払わんでいいし。
そんな事考えてると、信仰の場というより商売用施設に来たみたいで。
なんかお寺に来たーーー、みたいなありがたい気持ちが全然湧いてこんのですよ。
むしろ遊園地のびっくりハウスに遊びに来たみたいな。
まあ、お寺も色々って事ですな。
そんなビジネスライクな「お寺」妙立寺。
繁華街の片町・香林坊から歩いて10~15分ほど、金沢駅からでもバスを使えばすぐ。
交通アクセスはそれほど悪くないので。
お寺詣でというよりも、アトラクションに遊びに行く的な感覚で。
どうぞお越しください。
ニンニン♪
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