
金沢海みらい図書館
2018年09月01日

海側環状道路沿い、抜けのいい空間の中に突如現れる箱型の大きな建造物。
それが金沢海みらい図書館。
カッコいいのよ。
も~カッコいいのよ。
白壁に配された6,000にも及ぶ丸窓。
潔い程の方形フォルム。
前庭の芝生が写し出すグリーン。
中もカッコいい。
直線でスパッと区切られた構造。
丸窓から入って来る柔らかな自然光。
壁の白と影のグレーのコントラスト。
所々に配されたガラスが放つみずみずしい反射光。
も~。
シビレますわ♪
この図書館、開館は2011年。
玉川図書館(1930年)、泉野図書館(1995年)、玉川こども図書館(2008年)に次ぐ市内4番目の図書館。
いずれも建築として素晴らしく、追い追い紹介する機会もあると思いますが、今回はとりあえずこの海みらい図書館のお話。
設計はシーラカンスK&Hという建築家さんのユニット。
この特徴的な外観は「ケーキのハコ」をイメージしてデザインしたそうで。
丸窓については、◆立地的制約で窓の開閉ができない、◆降雪対策として天窓が取れない、◆館内均一な採光を取りたい、などの諸条件を検討した結果、この形に落ち付いたとのこと。
しかもこの窓、良く見ると分かりますが、サイズが均一じゃないんですよ。
この変化が見た目に独特のリズムを生んで。
まーカッコいい!!(←こればっか、笑)
でも実際この図書館、カッコいいと絶賛してるのはわたしだけではなく。
・米国大手ネットサービスサイト・フレーバーピルの「世界で最も美しい公共図書館ベスト25」選出(2012年)
・英国放送協会BBCの「世界の素晴らしい公立図書館4館」選出(2013年)
・米国教育情報提供機関オープンエデュケーションデータベースの「世界の近未来的図書館10」選出(2013年)
・米国旅行ガイド・フォダーズの「世界の魅力的な図書館ベスト20」選出(2014年)
といった具合に、国際的にも高い評価を受けているのです。
素晴らしい!
素晴らしいぞ、海みらい図書館!!
こんなワールドレベルな建築がすぐそこ、手の届く距離にある幸せ。
金沢市民って、それだけでハッピーです♪
実はここだけじゃなく、他にも金沢駅や21世紀美術館なんかもワールドクラスの評価を得ていて。
金沢って、意外と近代建築が頑張ってる都市なんです。
古都のイメージが強い金沢ですが。
旧所・名跡巡りだけじゃなく、ちょっと視点を変えて、こんな近代建築巡りなんかしてみても。
なかなか面白いですよ。
金沢海みらい図書館
住所:石川県金沢市寺中町イ1-1
TEL:076-266-2011
関連タグ >> 近代建築
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